アジアシリーズの始まり 小林正則が挑む
2013年 アバンサマスターズ
期間:03/14〜03/17 場所:ジャイピーグリーンズGC(インド)
ライダーカップのスターたちがアバンザマスターズに参戦
エドアルド・モリナリ(イタリア)は今週、4度目の開催となる「アバンザマスターズ」に参戦する。
イタリア人の彼は仲間であり、かつてのライダーカップのスターであるスペインのイグナシオ・ガリード、イングランドのデビッド・ハウエル、フランスのトーマス・レベ、スコットランドのコリン・モンゴメリー、そしてウェールズのフィリップ・プライスと共に、ジェイピーグリーンズゴルフコースでプレーする。
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6人の選手たちは、隔年開催のライダーカップでこれまで31ポイントを積み上げてきた。中でもモンゴメリーは8試合に出場して23.5ポイントを獲得しており、ヨーロッパ人の中でも特に貢献している選手だ。
2010年のウェールズで、モリナリはモンゴメリー・キャプテンの下でプレーしており、ヨーロッパチームとして3ポイントを獲得する可能性があったなかで1ポイントを獲得。最終日の闘いで、14.5対13.5として、アメリカチームを倒している。2度欧州ツアーで優勝経験のある彼は、欧州ツアー、アジアンツアー、そしてインドのプロゴルフツアーの3団体が公認するアバンザマスターズへは初出場となる。
「生活のためにゴルフをする中での楽しみといえば、世界中を旅すること、そして新しい国で新しい文化を体験することだ。だからね、アバンザマスターズで来週初めてプレーすることが楽しみなんだよ」とモリナリ。「インドでは、今まさにゴルフは大きく成長していると聞いた。その空気感を体験することが楽しみだし、願わくば自分自身にとって良いチャンスになれば良いと思っている」
モリナリは欧州ツアーの高名な50人の優勝経験者のひとりであり、他には、欧州ツアーでNo.1となったモンゴメリーや、アジアンツアーで4度賞金王に輝いているタイ人のトンチャイ・ジェイディ、インド人コンビのジョティ・ランドウハとジーブ・ミルカ・シン、中国人のリャン・ウェンチョンなどである。
ランドウハとシンは、チャレンジツアー王者であるガガンジート・ブラーやシブ・カプア、そして2度欧州ツアーで優勝しているS.S.P.チョワラシアたちと総額1.8億ユーロの賞金を争って、グレーターノイダでのホームゲームを引っ張る存在になるだろう。
デリがかわいがっている息子のダニエル・チョプラ(スウェーデン)も、父の出生地でアバンザマスターズへ初の参戦となる。米国ツアーで2度優勝経験があり、スウェーデン生まれインド育ちの彼は、「故郷」でプロ3勝目を狙っている。1994年に行われたインディアンマスターズやインドでの米国ツアーで勝ったこともある。
今年はグレッグ・ノーマンがデザインしたジェイピーグリーンズGCで初めて大会が開催されることになる。7347ヤードは、インドでもっとも距離の長いコース。このアバンザマスターズは、観客は無料で試合を観ることができる。