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アジアンツアー通信/2016年3月号

「早くもエンジン全開の2016年」byアジアン ツアーコミッショナー・チラハン

わがツアーの才能溢れる選手たちが好調な中で開幕し、2016年シーズンも素晴らしいスタートを切った。

アジアンツアーは最初の7試合を終え、2人の若き初優勝者を生み出した。また、その他4人のツアー優勝経験者にとっては、今シーズンの活躍を予感させる良い滑り出しとなった。

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韓国の宋永漢は、ツアーの本拠地であるセントーサGCで世界ランク1位のジョーダン・スピースを打ち負かし、勢いを掴んだ。

チティファン・チャイプラコンは、「バシュンダラ・バングラデシュオープン」で堅実な勝利を掴み、自身初のアジアンツアー制覇を成し遂げるとともに、アジア地域で最高峰のツアーを彩るタイ出身の長い優勝者リストに自らの名前を加えた。

南アフリカのショーン・ノリスは「レオパレス21ミャンマーオープン」を大差で制し、オーストラリアのマーカス・フレイザーが初開催となった「メイバンク選手権マレーシア」で韓国の新星イ・スミンとの激闘に競り勝った。

オーストラリアのスコット・ヘンドは、「トゥルータイランドクラシック」でアジアンツアー通算8勝目をマークして、ツアーにおける最も成功したインターナショナルプレーヤーとしての地位を固めた。

「ヒーローインディアンオープン」では、SSPチャウラシアが過去4度の2位を乗り越えて、ついに母国のナショナルオープンを制覇する根性を見せつけた。昨年の賞金王であるアニルバン・ラヒリと、韓国の若手ワン・ジョンフンが猛追したが、このインド人は冷静にプレーして2打差で勝利した。

我々のツアーメンバーが国際的舞台でチャンスを掴むのを見ることはとても嬉しい。彼らの成功は、アジアンツアーが多方面で成長していることを表しているからだ。

優勝者がメディアの注目を一身に浴びるが、賞賛は将来のスター候補であるフィリピンのミゲル・タブエナや、イ(スミン)やワン(ジョンフン)にも与えられなければならない。この3人はまだ20代前半ながら、スターになりえる高い潜在能力を見せつけている。

タブエナは「SMBCシンガポールオープン」で4位タイに入ると、「メイバンク選手権マレーシア」では週の初めに食当たりに襲われたが、病み上がりの状態から2位タイに食い込んだ。

この若いフィリピン人の評価は、昨年12月の「フィリピンオープン presented by ICTSI」でツアー初優勝を飾って以来、高まり続けている。

幼い顔をしたイも、マレーシアではファンたちのお気に入りの選手だった。彼は「メイバンク選手権マレーシア」で優勝争いをリードしたが、最終3ホールでは緊張が勝ってしまった。この韓国人にとっては傷心の出来事だったが、今はまだ24歳。経験を積むことでより良い選手になっていくことだろう。

インドでは、「ユーラシアカップ」でアジアを代表して0.5ポイントを獲得したワンが、アジアンツアー初優勝を目指して邁進したが、一週間を通して卓越したリカバリーショットを見せたチョウラシアにわずかに及ばなかった。

まだシーズンは始まったばかりだが、2016年がアジアンツアーとそのメンバーたちにとって、再び素晴らしい1年となる良い兆候が、いたることころに現れている。

ASIAN TOUR
情報提供:ASIAN TOUR

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2016年 バシュンダラ・バングラデシュオープン



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