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本間ゴルフ、韓国から世界への挑戦

韓国市場での巻き返し

“次代を担う若手選手の製造工場”と化しているKLPGAツアーで、最近存在感を増しているのが本間ゴルフだ。米国で一時代を築いたキム・ミヒョンと長期に渡って契約を結び、数年前までは市場でも高いシェアを誇っていたが、数年前に韓国の代理店との間に多少の問題が発生して、2009年には同国内での売上が低迷するという厳しい状況に追い込まれた。

この窮地に、同社は伊藤康樹執行役員兼マーケティング本部長を中心としたプロジェクトを立ち上げ、挽回策に打って出る。2011年4月には韓国支店を設立。同年6月に新たな代理店契約を結び、並行して“おじさんのクラブ”という固定観念を打破する新たなブランドイメージ構築のために、若手女子プロの獲得へと動く。同年4月から12月までの8ヶ月で「KLPGAを10回近く見に行って獲得リストを作った」という伊藤氏。翌シーズンに向けて契約打診を始めると、「上から順に獲れた」と、ヤン・スジン(2010年KLPGAツアー賞金ランキング2位、)アン・シネ(同3位)、リュー・ソヨン(同4位/09年から契約)、キム・へユン(同5位)、キム・ジャヨン(同14位)、ホン・ジンジュ(同15位)といった選手たちとの合意にこぎ着ける。彼女たちは実力もあり、また華やかなルックスを兼ね備え、チーム本間として韓国国内に強烈なインパクトを与えることとなる。

KLPGAツアーへ毎週スタッフを派遣してプロサポートを提供し、山形にある酒田工場と連携して職人たちが細かな要望に応えていく。そのレスポンスの早さと手厚い対応がツアー内での評判を呼び、2012年には売上でも「V字回復につながった」と韓国内で再び強固な土台を築きあげた。

希望の象徴、リュー・ソヨン

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