最終戦も年間王者も魅力だけど…米ツアー予選会切符の細野勇策&岩崎亜久竜は挑戦一択
◇国内男子◇ドラッグストア・コスモスカップ 事前(30日)◇グランフィールズCC(静岡)◇7156yd(パー70)
2週前「ANAオープン」終了時点の年間ポイントランキング上位5人には、12月1日から米国5会場で行われる米ツアー予選会(Qスクール)のセカンドステージから出場できる権利が付与された。国内ツアーのシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」(12月3日~/東京よみうりCC)と日程が重複。年間王者争いを考えると悩ましい…と思いきや、早々に意向を固めている選手もいる。
5月「日本プロゴルフ選手権」で初優勝を遂げて年間レースを引っ張るレフティの細野勇策は「Qスクールに行くつもりでいます。結構、即決でしたね」とうなずく。11月「ダンロップフェニックス」終了時点でも1位をキープできれば、ファイナルステージ(12月10日~/フロリダ州TPCソーグラス・ダイズバレーコース、ソーグラスCC)からの挑戦が可能となるが、仮に2次からでも迷いはないという。
PGAツアーカードが付与されるのは上位5人だけ。狭き門を見据えて来季の構想を練る。「いきなりPGAツアーに行けたらいいかもしれないですけど、どの道、実力がなければ落ちてきちゃう。ラッキーで行けても意味がない」。最高峰の舞台でしっかりと“戦える”選手になるためにも、下部コーンフェリーツアーからの下積みもいとわない。
昨季日本ツアー賞金王として出場資格を得たDPワールドツアー(欧州ツアー)で初優勝を飾るなど奮闘中の金子駆大のルートも魅力的に映る。「ゴルフ人生のことを考えたら、すごくいい経験になるんじゃないかな、と。まだ23歳ですし、失うものはないので」。米国か、それとも欧州か。いずれにしても、海外での研さんが現実味を帯びてきた。
ANAオープン終了時のランク2位(現在3位)だった岩崎亜久竜もQスクール最優先の意向を明確にした。「チャンスは年齢的にも少ない。できる時にチャレンジしたい」。12月で29歳になることを踏まえての決断。こちらも、予選会の結果で来季の主戦場がコーンフェリーツアーとなっても海を渡るつもりだ。
前週「リシャール・ミル チャリティトーナメント」を制して最終戦の切符を得た大西魁斗も、2024年のコーンフェリーツアー優勝者として出場権を持つセカンドステージに向かう予定。27年シーズンは再び米下部で戦うことも覚悟して挑む。(静岡県三島市/亀山泰宏)