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ゴルフ用品関連ニュース#1『BenHoganブランドに新ボール』
過去1年間、経営上の問題もあってあまり新製品を出してこなかったスポルディングが、『Hogan Apex Tour』という名のボールを発売する。これを機会にボール市場での取り組みを見直し、Ben Hoganブランドを強化したい構えだ。『Apex Tour』は4ピース構造。合成ゴムの柔らかなインナーコアと硬いアウターコア、中間層、そしてHC350のサーモウレタンのカバーに新開発のディンプルパターン。飛距離が出て、グリーン周りでのフィーリングが最高であるとのこと。
「これまで私の使ったボールの中で最高です。滞空時間が長い。今やゴルフ界では滞空時間こそ飛距離です。それでいてグリーン周りではスピンをきかせることができる。例えるならジェット戦闘機ですね。繊細なコントロールもできるという意味で」と、先の全米オープンでそのボールを使用したハル・サットン。
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昨秋からサットン、レン・マティース、ベルンハルト・ランガー、デニス・ポールソン、そしてジム・フューリックという契約プロたちの意見を聞きながら開発が進められてきた。当初はStrataブランドとして販売するプランがあった。3つのプロトタイプのうちの一つはすでに『Strata Tour Ultimate G』という名称で使われている。今年のニッサンオープンで勝ったマティースが使っていた。またフューリックがメモリアルで勝ったときのボールもそうだった。
ティショットが15ヤード延び、グリーン周りでも思い通りのことができる。「まさにHoganという名前がふさわしいボールだ」と語るマティース。『Tour Ultimate G』と『Apex Tour』は、わずかに異なる。マティースは『Apex Tour』に切り替え、フューリックは引き続き『Tour Ultimate G』を使用する。
スポルディングは2,000万ドル(約2億5,000万円)をかけて販売キャンペーンを展開する予定。最近Hoganと契約した2001年全米オープン2位のマーク・ブルックスをはじめ、ツアープレーヤーの契約人数を現在の3倍に増やす計画。今後、スポルディングにとってはHoganブランドがプレミアム商品となり、Strataは、HoganとTop-Fliteの中間的なブランドと位置づけられ、高品質でありながら比較的廉価で販売されることになる。
『Apex Tour』は7月1日発売開始。最初の出荷はベン・ホーガンゆかりのテキサス州フォートワースにあるサンディオークスGCに届けられる。1ダースあたりの推奨価格58ドル(約7,000円)。
ByJOHN STEINBREDER(GW)