パリ、セントルイス、リオ、東京 五輪男子ゴルフ競技を振り返る
2024年 パリ五輪
期間:08/01〜08/04 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)
2024年 パリ五輪【男子】
期間:08/01〜08/04 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)
2024年「パリ五輪」ゴルフ日本代表 現時点で出場権を持つのは?
来夏の「パリ五輪」でゴルフ競技は男子が8月1日、女子は8月7日から4日間の個人戦(ストロークプレー)で開催される。会場はパリ郊外にあるル・ゴルフナショナルのアルバトロスコース。2018年には男子の米欧対抗戦「ライダーカップ」が行われ、前週は久常涼が欧州ツアー初優勝を遂げた「カズーオープンdeフランス」が開催された。
出場枠は男女とも60人(開催国枠1人を含む)で、出場選手は世界ランキングに基づくオリンピックゴルフランキング(以下OR)で選出される。ORは各国・地域の代表枠外の選手を世界ランクから除外したもので、男女とも「15位以内(各国・地域で最大4人)」が出場権を得る。15位以内に選手がいない各国・地域からは「16位以下で最大2人」が出場。男子は24年6月17日、女子は6月24日時点のORで決定する。
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現状では、誰が権利を持っているのか? 9月11日時点のORで見てみると―。
男子はトップ3が1位スコッティ・シェフラー(米国)、2位ロリー・マキロイ(アイルランド)、3位ジョン・ラーム(スペイン)。米国勢はシェフラー以外にパトリック・カントレーが5位、「東京五輪」金メダリストのザンダー・シャウフェレが6位、マックス・ホマが7位におり、米国が最大の4枠を埋めている。
女子はトップ3が1位イン・ルオニン(中国)、2位リリア・ヴ、3位に「東京五輪」金メダリストのネリー・コルダ(いずれも米国)。米国勢は10位にアリセン・コープス、14位にメーガン・カンがおり、男子同様に「15位以内」で4枠が埋まっている。韓国勢は4位コ・ジンヨン、6位キム・ヒョージュが出場圏内だ。
日本勢は男女とも「15位以内」に選手がおらず、「16位以下」の最大2枠を争う状況。男子で出場圏にいるのは18位の松山英樹(世界ランク33位)と39位の金谷拓実(同119位)。金谷とリザーブリスト1番目の中島啓太(同120位)とは僅差で、今後も熾烈な3番手争いが続きそう。以下、星野陸也(同130位)、蝉川泰果(同143位)、比嘉一貴(同150位)、久常涼(同165位)と続く。
女子は18位の畑岡奈紗(世界ランク18位)と19位の古江彩佳(同20位)。圏外で山下美夢有(同22位)、笹生優花(同24位)、岩井明愛(同46位)、櫻井心那(同50位)、岩井千怜(同53位)が続く。1番手の畑岡から4番手の笹生まで差は小さく、こちらも予断を許さない争いが予想される。