序盤のつまずきが響き、26位タイで終える
2009年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:03/05〜03/08 場所:タナ・メラCC(シンガポール)
申智愛が逆転優勝! 藍は26位タイに後退、桃子は18位タイ
シンガポールにあるタナ・メラCCで開催されている、米国女子ツアー第3戦「HSBC女子チャンピオンズ」の最終日。申智愛がこの日のベストスコアをマークし、通算11アンダーで逆転優勝を手にしている。
昨年の海外メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」を制した若き実力者が、存分にその力を発揮した。首位と6打差の6位タイからスタートした申智愛は、スタートホールから4連続バーディを決め、優勝争いに加わる。その後はボギーを叩くこともなく、後半に入り11番、そして15番でバーディをマークして通算11アンダーにスコアを伸ばし首位を奪取。そのまま最後まで走り切り、今季初優勝を手にした。躍進著しい韓国勢の筆頭として、新女王候補として堂々の名乗りを挙げた。
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単独首位からスタートしたキャサリン・ハル(オーストラリア)は、前半は手堅く2つスコアを伸ばし、優勝へ向け着実に前進。しかし後半に入ると状況は一転。10番でボギーを叩くと、13番でダブルボギー、続く14番でボギーと立て続けにスコアを落とし、首位の座を譲ってしまう。17番でバーディを奪い、首位との差を1打差まで詰めて迎えた最終18番。バーディを決めればプレーオフという状況であったが、逆にボギーを叩いてしまい通算9アンダー、単独2位に終わった。続く通算8アンダー、3位タイにはポーラ・クリーマー、アンジェラ・スタンフォード、アンジェラ・パーク(ブラジル)の3人が並んだ。なお、連覇を狙ったロレーナ・オチョア(メキシコ)は通算7アンダー、6位タイで大会を終えている。
注目の日本勢は、21位タイからスタートした上田桃子が、1つスコアを伸ばして通算2アンダー、18位タイでフィニッシュ。宮里藍は立ち上がりの2番から3ホール連続でスコアを落とし優勝争いから脱落。その後は集中力が切れたのか、立ち直れず通算1オーバー、26位タイで大会を終えた。大山志保は、インの前半だけ2つのダブルボギーを叩くなど苦しみ、通算14オーバー、70位タイに終わった。