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女子オープン連覇に向け、ウェブが復活のV

最終組は決勝ラウンド2日間とも同じ顔ぶれになった。大会3日目、決勝ラウンドの初日は、韓国の金美賢がスコアを伸ばし、オーストラリアのカリー・ウェブが取り残された。そして、5ストロークの差が開いていたが、最終日はまったく逆の展開になってしまった。

先週フランスで行われた「エビアンマスターズ」でアニカ・ソレンスタムに次いで2位になった金は、今週こそ優勝を奪えそうな展開だった。しかし、スタートの1番ホールでボギーを叩き、前半を終了してスタート時の13アンダーから伸ばすことができなかった。

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逆にウェブが2、3番の連続バーディを含む4つのバーディを奪い、10アンダーで金にプレッシャーをかけ始めた。リズムをつかみきれない金は、16番でこの日5つ目のボギーを叩き12アンダー。勝負どころの16、17番で連続バーディを奪ったウェブに並ばれてしまった。

こうなると勢いの差なのか、最終18番では金が自滅する形でウェブに今シーズン1勝目をプレゼントしてしまった。69-67-67と3日間、安定したゴルフをしていた金はどこかに行ってしまった。74を叩き、勝てるチャンスを逃し背中を丸めた姿は、小さい金がより小さく見えてしまう。

いよいよ3週間後に、今シーズンのメジャー第3戦「全米女子オープン」を控え、連覇を狙うウェブが調子を上げてきた。昨シーズンからソレンスタムの優勝ばかり目立つが、ウェブは昨年の全米女子オープン、全米女子プロでメジャーを連勝し、さすがウェブという印象を与えた。

しかし、今シーズンは自身の開幕戦「オーストラリアンマスターズ」で、ソレンスタムに4連覇を阻まれると、3連覇を狙った「ニチレイカップ」でも不動裕理に逆転された。6月になって、ようやくシーズン1勝目をつかむことができたのだ。今シーズンのメジャーは、ライバルのソレンスタムと朴セリが1勝ずつしているが、ウェブが3つ目に割り込むことは出来るのだろうか。

賞金争いでソレンスタムを追う朴は、スコアを伸ばし追い上げ態勢に入ったが、首位を争う2人には追いつかず、単独3位の座を手に入れた。2週前の全米女子プロでシーズン2勝目を上げた朴も好調なゴルフが続いているので、次週以降は、この3人での熾烈な争いが見られるかも知れない。

そして、3オーバー13位で最終日を迎えた日本の片野志保中島真弓は、伴にスコアを落としてしまった。しかし、周りの選手も苦戦をしていたため、片野は5オーバーで29位、4つスコアを落とした中島は、通算7オーバーの42位で競技を終えている。

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2002年 ウェグマンズ・ロチェスターインターナショナル



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