全米女子オープン優勝!ヒラリー・ランキにインタビュー!!
2003年 全米女子オープン
期間:07/03〜07/06 場所:パンプキンリッジGC(オレゴン州)
ヒラリー・ランキがプレーオフを制し頂点に立った!
メジャー初タイトルを狙う3人によって行われた「全米女子オープン」のプレーオフは、18ホールのストロークプレーの末、米国のヒラリー・ランキが1アンダーで、優勝を飾った。
24歳のランキは今大会予選会から出場資格を掴み、ツアー初優勝とともにメジャータイトルも奪取。昨年のジュリー・インクスターに続き、地元米国勢が2年連続で全米オープンを制した。
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序盤2バーディを奪い優位に立ったランキは、1アンダーで後半に入り、12番パー3ではボギーを叩きイーブンパーに戻してしまったが、最終18番パー5でバーディを奪い追い上げてきたアンジェラ・スタンフォードを振り切った。
スタンフォードは、前半3オーバーの39と出遅れたが、後半に入ると14番までに3バーディを奪いランキに並んだ。しかし17番でボギーを叩き1歩後退したため、最終18番でバーディを奪ったがランキに1打届かなかった。
また3人の中ではツアー優勝経験もあるケリー・ロビンスは、序盤3ボギーを叩き苦しい展開になった。しかし、10番までに3バーディを奪いロビンスもイーブンパーまで戻した。ところが11番のボギーに続き、13番でダブルボギーを叩き脱落。
18ホールのプレーオフの場合、誰かが一方的に優位に試合を進めることも多いが、今回は最後まで目の離せない展開になり、最終ホールは3人ともバーディフィニッシュ。地元米国勢3人によるプレーオフということもあり、会場に駆けつけたギャラリーも最後まで楽しんだ。
【アニカ痛恨のミスショット!優勝争いは3人のプレーオフへ!】(7/7)
オレゴン州ノースプレインズにあるパンプキンリッジゴルフクラブにて開催されている、米国女子ツアーのメジャー第3戦「全米女子オープン」最終日。首位に3打差の2アンダーからスタートした女王アニカ・ソレンスタムが終盤で首位に並んだが、意外な結末が待っていた。
最終日を単独首位で迎えた24歳のヒラリー・ランキは、飛距離のビハインドを補うような粘り強いラウンドで首位をキープ。同じく最終組でラウンドしたアンジェラ・スタンフォードも1打差でピタリとマーク。そして最終18番パー5で2オンに成功し、イーグル逃しのバーディを奪ったケリー・ロビンスも1アンダーでフィニッシュ。女王アニカを含む4人の優勝争いになった。
前半我慢のゴルフとなったアニカは、15番175ヤードのパー3でティショットに7番アイアンをチョイスし、この日初めてのバーディを奪った。この時点で1アンダー首位タイ。そして最終18番パー5、バーディなら単独首位に浮上する場面を迎えた。ティショットはフェアウェイをキープし、第2打は得意のフェアウェイウッドでグリーンを狙った。しかし、このショットが大きく右サイドに抜けてしまい、ギャラリースタンドの裏側に行ってしまった。救済を受け第3打でグリーンを狙ったが、グリーン手前のバンカーに捕まるミスショット。なんとか4オンしたものの4メートルのパーパットが決まらずボギー。女王アニカが、優勝争いから脱落してしまった。
1アンダーでホールアウトしたのは、ロビンス、ランキ、そしてスタンフォードの3人。スタンフォードは最終18番で執念のバーディパットを決めた。勝負の行方は3人によるプレーオフにもつれ込むことになった。この全米女子オープンは、男子同様プレーオフは翌日18ホールのストロークプレーで決着がつけられる。