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ソレンスタム、風の中の堂々勝利!

スコアを崩す選手が多い中、堅実にパープレーでラウンドしたアニカ・ソレンスタムが堂々の優勝。派手ではなかったが、条件が良くても悪くても72-70-73-72と4日間ステディなプレーを続けられるところが、やはり本場米ツアーの覇者なんだろうか。終わってみると、強い、という印象。

ソレンスタムは前半3バーディ、1ボギー。インに入ってからは2ボギー。 「ちょっとだけはチャンスがあるかなと思っていた。これだけ難しいコンディションだし、出だしでバーディがくれば上位に少しはプレッシャーをかけられるかなと考えた」と言う。
17番のミスパットでボギーとしたときは、負けたと思った。しかし競っていた具玉姫がまさかのダブルボギー。ミスがそのままミスにならずにすんだ。アマチュア時代をふくめて6~7回来日しているが、優勝は今回が初めて。文化をふくめて日本という国が好きだという。

最終日は多くの選手たちが冷たい風に苦しんだ。大叩きが続出。「私はこういう気候は好きです。ちょうどスウェーデンの気候かな。でもプレーする条件は誰でも同じと思いますよ」
風の中、ボールを高く上げないこと、攻撃的になりすぎないことに注意してプレーした。ドローやフェードで攻めるのではなく、できるだけ真っ直ぐなボールで攻めた。完璧なボールを打とうとは考えず、ミスはミスとして許容する。 「ミスショットは練習場で直せばいい。それにミスした結果、乗ることだってありますから」

具玉姫は17番パー3のダブルボギーで死んだ。「9番か8番かで迷いました。8番で軽くと思って打ったんですが、打った瞬間、ショートかなと思って・・迷ったのがいけなかったんですね」
バーディは1ホールだけ。ボギーが2つ、ダボも2つ。「ダボ2つは悪かった。特に8番ロングのダボは、本来バーディをとるべきところなんですから」 なんとか優勝を取りたかった。しかし前日の心の安定を保てなかった。風とプレッシャーに負けてしまったと言う。来週は韓国に帰る。

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1997年 樋口久子・紀文クラシック



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