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強い!不動裕理、今季4勝目

やはりというべきだろうか。8年ぶりのツアー優勝を目指した平形ひろみは終盤15番からガラガラと崩れてしまった。この2日間の好プレーが信じられないような3連続ボギー。「ドレスアップ」をするつもりは無かっただろうが、しかし目標とした「普段着のラウンド」はできなかった。

首位が崩れたため、結果的に生き残ったのが不動裕理、そして天沼知恵子。一時は7アンダーまで伸ばした25歳の天沼も攻勢が終盤ピタリと止まり、15番、16番と連続ボギー。不動もまた15番で貯金をひとつ減らしての5アンダー。不動・天沼のプレーオフにもつれたが、こうなると実績と自信の不動裕理が圧倒的に強かった。結果論だが15番以降ボギー1つの不動が優勝、連続ボギーの天沼が2位、3連続ボギーの平形が3位ということになる。

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これで不動裕理は今季4勝目。獲得賞金も約6700万円。賞金女王の座はかなりの確率で決まったように見える。

「アウトは6ホール乗らなかったんで、これはダメだと思っていたんですが」という不動裕理。9番ロング(475ヤード)で2オン、11メートルを入れてイーグル。これで一気に楽になった。「でも優勝に関しては前の組(天沼)が離れていたんでちょっと分からなかったんです。18番でボードを見て、これはプレーオフかも知れないな、と・・」

プロ入り以来初のプレーオフはドキドキした。「ドキドキしたけど、このところだいぶ経験も積んでいるんで。プレーオフというのはチャンスなんだ!と思いました」

今年4回目の勝利でようやく欲も出てきた。「4勝して賞金女王取れなかったらガッカリですよね。頑張ります。もし取れたらどこか旅行でもしたいです」

師匠の清元プロにも先生孝行したいという。「体力も時間もお金も、先生にはいっぱい使わせてますから」

本筋に関係ないような話だが、前日に欲しいといっていたタンスは「ちょっと大きめ」を買いたいのだそうだ。「もう買わなくてもいいように大きめがいいと思うんですよ」

プレーオフ1ホール目で破れた天沼知恵子。不動の同期でもある。「同期なんですが、なんだか自分が新人みたいな気分になりました。負けて悔しいです。でも最終日にここまでやれた。取りあえず満足感があります。自分がやってきたことは間違いではなかったという自信にもなりました。次にこの悔しさを活かしたい」

限りなく優勝を手にいれかけていた平形ひろみ。「やりたいことの半分でもできれば良かったんですが。そこまでもできなかった。残念です」

緊張はしていなかったという。しかし8番9番あたりからだんだん力が入ってきた。「ふだん通りにやるってのは難しいですね。実感です」

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2000年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント



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