選手コメント集/LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目
2002年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
期間:11/28〜12/01 場所:ハイビスカスGC(宮崎)
最終戦第1ラウンド、藤井かすみが一歩リード
国内女子ツアーの今シーズン最終戦「LPGAチャンピオンシップリコーカップ」が、宮崎県のハイビスカスゴルフクラブで開幕した。今週の注目はなんと言っても賞金女王を争う不動裕理と藤井かすみの闘いだ。
出場選手は今シーズンの優勝者と賞金ランキング上位20名のみ。総勢26名が2名1組でスタートした。ペアリングはランキング順に組まれているため、不動と藤井は最終組でラウンドすることになった。現在の賞金差は1106万円。藤井が逆転して女王になるには、この試合で優勝し、不動が5位以下にならなければダメ。したがって、藤井としては優勝するだけではなく、不動を叩きのめさなければならない。
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さて、初日のスコアだが、マイペースが取り柄の不動は、前後半ともに1バーディ、1ボギーのイーブンパーで9位。対する藤井かすみは7番パー3でボギーが先行したが、これがキッカケになり、続く8番ホールから連続バーディを奪った。さらに11番からも連続バーディで3アンダーの単独首位に立った。
「今日は感じよかったので、良いゴルフが出来たと思います」。終始自分のゴルフに徹する不動は、ラウンド後のインタビューでも藤井の位置など気にならないようだ。
藤井も不動に対しては「特に意識していない」といい、「今日は腰の具合いは大丈夫でした。序盤はなんだか身体が動かなくって・・・。歩くのもなんだかぎこちないような感じで・・・。なんとなく緊張しているというか・・・」 。パターが好調で、それが好スコアにつながっているようだ。
逆転で女王の座を狙う藤井が、初日から単独首位に立ち、明日からの展開が面白くなってきた。また、若手の高橋美保子、魏ユンジェが2アンダー2位につけている。藤井としては目の前の敵、不動ばかりに意識しすぎて、若手に足元をすくわれないようにスコアを伸ばしたい。