選手コメント集/NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 初日
2002年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
期間:08/16〜08/18 場所:軽井沢72ゴルフ北コース(長野)
ツアー未勝利の2人が首位に立った
国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日。ツアー未勝利の2人が5アンダーで首位に立った。上野敦子と魏(ウェイ)ユンジェである。
上野は7バーディ、2ボギー。魏は5バーディ、ノーボギーという、両者ともに安定した内容のラウンドとなった。
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「予選会では68で回ったことがあったけど、試合で67で回るのは初めてなので嬉しい。今日はショットが良かったので、後半も3アンダーくらいで回れると思っていたら4アンダーで回れた。これからの目標は、シーズン後半戦も頑張って、シード権を取ること」という上野は、現在賞金ランキング58位。この試合での活躍が、シーズン後半戦のカギになりそうだ。
一方、魏は「自分のスタイルは“イケイケゴルフ”。最近までは自分のスタイルに反して、安全に攻めていたからテンポが悪くなってしまっていた。今日は自分のリズムでプレーできたので結果が出た。17歳の弟がキャディをしてくれていて、息がピッタリ合うのでやりやすい」
そして1打差の3位タイグループには、アメリカから一時帰国している福嶋晃子が入っている。福嶋は今シーズン序盤は、メジャーのナビスコ選手権で5位タイに入るなど、米ツアーでトップ10フィニッシュを3回果たしており、好スタートを切っていたが、ここのところ腰の故障で本調子ではなかった。日本に帰国したことがリフレッシュ効果となったのか5バーディ、1ボギーと福嶋にとってはまずまずの出だしとなった。
「久しぶりの試合だったので、スコアカードもらって、ピンポジション確認したりなどの手順を全て忘れていたので、新鮮だった。腰を故障しているので、軽く打って、負担を減らすよう努めている」
また、今季ツアー初優勝を果たし、先週の全英女子オープンに出場した高橋美保子も福嶋と同様に4アンダーをマーク。全英女子は残念ながら予選落ちとなってしまったが、経験をバネにして試合ごとに強さを増している。初日は、以前から目標としていた福嶋と同組のラウンドということも手伝って、好プレーを披露した。明日以降も注目したい選手だ。