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史上稀に見る大逆転で決着!

国内女子ツアー「廣済堂レディースゴルフカップ」最終日。予想もしない大逆転劇が繰り広げられた。藤野オリエがスタート時にあった11打差を追いつき、プレーオフで木村敏美を下し優勝した。

最初の2日間を76、70で回り、徐々にコースに慣れてきた藤野は最終日にスパートをかけた。出だしでボギーを叩くものの、そこから7バーディを奪い66をマーク。一気に4アンダーとし、最終組で回っていて木村の上がりを待った。その木村は、予選ラウンドの好調さはどこへやら、出だしからボギーが先行し波に乗れない。前半を4ボギー、後半は12番でバーディを奪い一時息を吹き返すが、勝負どころの16、17番で連続ボギーを叩き藤野と同スコアとなってしまった。「今日は疲労が蓄積していて最悪だった」木村と「まだあるかも、と言われて緊張感を保てた」藤野の両者によるプレーオフに突入した。

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18番ホールを繰返して行われるプレーオフ1ホール目は両者パー。2ホール目で藤野がバーディを奪い、試合にピリオドを打った。

木村は「プレーオフの時は、くたびれていて振るのがやっとだった。またやっちゃったって感じ。トップでスタートするのはいいもんじゃないですね」とコメントするのがやっと。プレーオフでは2打目を極端にプッシュアウトするほど動きに精彩を欠いていた。九死に一生を得た形の藤野の方がリラックスしてプレーオフに臨めたのかもしれない。

2年前、ダイキンオーキッドレディースで初優勝を飾った藤野にとって今回の優勝は2度目。また、11打差の逆転優勝は、ツアー記録だった8打差逆転優勝を一気に3打も更新するというオマケつきの金星だった。「優勝は誰もができるものでもないし、また味わいたいと思っていた。こんなにすぐ結果が出るとは思わなかった。今後も気を引き締めて後半戦を頑張りたい」

チャージの期待がかかった服部道子はティショットを左に引っ掛けるミスが目立ち、1バーディ、2ボギー、1ダブルボギーで結局2アンダー。「調子は悪くない。ティショットのミスだけ。それを克服できればいつでもチャンスは作れる」と強気のコメントを残してコースを後にした。

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2002年 廣済堂レディスゴルフカップ



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