井芹美保子のスイング動画(スーパースロー)
2012年 リゾートトラストレディス
期間:06/01〜06/03 場所:グランディ軽井沢GC(長野)
初日はサスペンデッド…全美貞が暫定首位、堀ら3選手が1差
◇国内女子◇リゾートトラストレディス初日◇グランディ軽井沢GC(長野県)◇6506ヤード(パー72)
大会初日は雷による悪天候のため午後2時18分に競技が中断。そのまま日没サスペンデッドとなり、ホールアウトしたのは42人(出場108人)にとどまった。14ホールを消化した全美貞(韓国)が6アンダーの暫定単独首位。ツアー初勝利を狙う井芹美保子、堀奈津佳が「67」でホールアウトし5アンダー。5ホールを残した李知姫(韓国)とともに暫定2位タイにつけた。
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4アンダーの暫定5位タイに馬場ゆかり、森田理香子、宋ボベ(韓国)ら5選手。大会連覇での今季初優勝を狙う横峯さくらは13ホールを終え、1アンダー暫定33位タイとなっている。
大会2日目の2日(土)は午前7時30分から第1ラウンドの未消化分を再開。その後、組替えは行わず、午前8時から順次第2ラウンドを開始する。
<19歳の堀、中断前に18ホールを完走し暫定2位>
トップスタートから3組目の午前8時20分にティオフした堀が、雷雲接近による中断を前に18ホールを完走。6バーディ、1ボギー、自己ベストの「67」をマークし、首位に1打差の5アンダー暫定2位タイと好スタートを切った。
「ショットもパットもすごく良くて、噛み合ってくれたのがこのスコアに繋がったと思います」と会心のプレーを振り返る。先月出場した2部ツアー「エディオンカップ」で優勝し、昨年のプロテスト合格から早々にプロ初タイトルを獲得。植え付けた自信はメンタル面の成長をも促し、「悪くなるとイライラすることもあったけど、今は良い方向に進んでいると思う。今日1日、最後まで目の前の1打に集中できました」と充実の表情を浮かべる。
その言葉は、この日のラウンドに如実に現れていた。序盤の3番(パー5)でバーディを先行させるが、直後の4番ではカラーから3パットのボギー。「なかなか流れを掴めなかったけど、頑張っていれば良いことがあるかな」と冷静さを保ち続け、7番(パー3)のチップインバーディで一気に流れを呼び込んだ。9番で1m、11番と14番のパー5でも3m、1mにつけてスコアを伸ばすと、17番では残り107ヤードの2打目を40センチに絡めるスーパーショット。開幕戦を制した斉藤愛璃、先週優勝争いを演じた青木瀬令奈とは同期にあたり、「私も負けないように頑張りたい」。今シーズン、大きな存在感を見せる“83期生”が熱い。