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宮里逃げ切れず 不動が逆転優勝を飾り5年連続賞金女王!

宮崎県の宮崎CCで行われている、国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の最終日。天気は快晴と絶好のゴルフ日和、最終戦までもつれた賞金女王の争いを一目見ようと大勢のギャラリーがコースに集まった。

2位以下に2打差をつけてスタートした宮里藍。4番パー4の第2打、8アイアンで放ったショットは直接カップに吸い込まれ快心のイーグルを奪い後続とのリードを大きく広げる。7番ではティショットがバンカーにつかまりボギーを叩くも、9番パー5で取り返し前半を5アンダーで折り返した。

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一方、宮里と4日間同じ組でラウンドする不動裕理は、出だしの1番でボギーを叩いたが、6、8番で絶好のバーディチャンスをきっちり沈めて、宮里と3打差のビハインドのまま前半を終えた。

ここまで順調に進んでいた宮里だったがバックナインに入ると試練の時が訪れる。不動に1打差まで詰め寄られた14番、第2打が宮里の身長よりも高いグリーン手前のバンカーにつかまる。続く第3打目でバンカーから脱出することができず痛恨のダブルボギー。不動にとって追いつく絶好のチャンスだったが、短いパーパットを外してしまいボギーとしてしまう。しかし、ここで不動が宮里にようやく追いつき、優勝の行方は最後まで全くわからなくなった。

1つ前の組でラウンドする大場美智恵が2アンダーまでスコアを伸ばし三つ巴となった終盤戦。宮里は17番ティショットを大きく右に曲げてしまい林の中へ。第2打はフェアウェイに戻すだけとなり、パーをセーブすることができずボギー。対する不動は、第2打をピンそば1メートルにつけるスーパーショットを見せ、単独首位に立つかに思われたがこのパットを外してパーとした。

最終18番、大場はティショットをミスしてこのホールをボギー。通算1アンダーでホールアウトし最終組を待つことに。

最終組の不動と宮里は互いにパーオンに成功し、グリーン上での勝負となる。入れば不動に追いつく宮里のパットは入らずパーでホールアウト。続く不動のファーストパットは微妙な距離を残したが、優勝のかかった大事な場面できっちりとパーをセーブ。終盤ショートパットを外し苦しみながらも、通算2アンダーで見事な逆転優勝を飾った。不動はこの優勝で今季7勝目、2年連続優勝とともに、5年連続賞金女王に輝いた。

関連リンク

2004年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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