「ダイキンオーキッドレディス」最終日/宮里藍の優勝インタビュー
2004年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
期間:03/05〜03/07 場所:琉球GC(沖縄)
宮里藍が逃げ切り、プロ転向後初勝利!
沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で行われている、国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」の最終日。コース内は沖縄特有の強い風がまっており、ジャッジが難しい中で行われた。2日目を終えて、2位以下に3打差をつけ単独首位に踊り出たスーパールーキーの宮里藍。プロ転向後初優勝を一目見ようと、1万2000人越える地元ゴルフファンがコース場に足を運んだ。
首位からスタートした宮里藍は、出だしの1番でボギーを叩いてしまい出鼻をくじかれたが、その後は確実にパーを重ねて7番ではバーディを奪うなど、徐々にペースを取り戻す。一時は1つ前の組でラウンドする西塚美希世がスコアを4つ伸ばし1ストロークリードするも、11番でバーディを奪って宮里が再び首位に並んだ。
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優勝争いが混沌としている中、もう一人優勝争いに絡んできたのが最終組でラウンドするツアー16勝を誇る肥後かおりだ。肥後は前半で14番でバーディを奪い通算8アンダーで宮里に並んだ。しかし肥後は、16番でこの日初めてのボギーを叩いてしまい、宮里にリードを許してしまう。
17番のパー4、肥後は2打目をグリーン左奥にはずしパーセーブ、宮里は残り50ヤードをピンそば1メートルにつけるスーバーショット。このバーディパットをねじ込んで9アンダーとし、2位以下に2打差をつけ大きなアドバンテージを得た。
そして最終18番パー5の3打目、ここでもピンそば1メートルつけてバーディ。トーナメントレコードタイとなる10アンダーでの優勝と花を添えた。プロ転向後146日目、4試合目の優勝。また、アマチュア時代プロツアーに初めて出場した思い出のある地元の大会での優勝となった。