ツアー初優勝へ前進！スンス・ハンが単独首位で最終日へ

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目（11日）◇太平洋クラブ御殿場コース（静岡）◇7246yd（パー72）

首位タイから出たスンス・ハン（米国）が「69」で通算14アンダー単独首位に抜け出し、ツアー初優勝に前進した。同じく首位から出た19歳の任成宰（韓国）は1打差2位に後退した。

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韓国・仁川で生まれたハンは13歳から米国で育った。ネバダ州立大を卒業し、米下部ツアー、アジアンツアーなどを経て2014年に日本ツアー参戦。絶好の位置で迎える最終日、タイトルを勝ち取ればプロ初勝利となる。

硬く、引き締まった高速グリーンをここまで堅実に攻略した。終盤17番（パー3）ではグリーン左からウェッジでチップイン。最終18番（パー5）は3Iで2オンに成功し、2連続バーディフィニッシュを決めた。2歳の長女と、9月に生まれたばかりの長男の存在が何よりのモチベーション。「今までと同じことをやるだけです。自分でコントロールできることに集中したい」と静かに闘志を燃やした。

賞金ランキング3位の宮里優作は7バーディ、2ボギーの「67」で回り、スタート時の10位から通算11アンダーの3位に浮上。同ランク4位の小平智と並んだ。

通算10アンダーの5位にショーン・ノリス（南アフリカ）とマイケル・ヘンドリー（ニュージーランド）。通算9アンダーの7位に武藤俊憲が続いた。

3位から出た時松隆光は「73」と落とし、通算8アンダーの8位に後退。同ランク2位の池田勇太は通算5アンダー18位で最終日を迎える。

＜主な上位成績＞
1／－14／スンス・ハン
2／－13／任成宰
3T／－11／小平智、宮里優作
5T／－10／S.ノリス、M.ヘンドリー
7／－9／武藤俊憲
8T／－8／時松隆光、ハン・ジュンゴン、デビッド・オー