<こちらの44歳もまだまだ元気・・・! 桑原克典の生きる道>
1997年 ゴルフダイジェストトーナメント
期間:10/16〜10/19 場所:東名CC(静岡)
ジョーブ、鈴木を下して2週連続の優勝!
激しい展開だった。前日首位の鈴木亨は3番ロングでイーグル。「ヨッシャ!」と気分を良くしたがすぐ4番でボギー。6番ショートでまたバーディを取って前半33。しかしインに入ってからは12番でまたボギー。15番16番とバーディ連取したものの17番でまたボギー。乗りかけてはストップのかかる展開で結局69。
「体が重かった。米山先輩が1番2番とバーディスタートだったんでちょっといやな雰囲気になりかけた。でも勝負は18ホールだと考え直して頑張った」と鈴木。
「17番のボギーが結果的には致命傷。12メートルくらいあるんで、早いとは思ったけど打ちすぎてしまった・・」 これが3パット。
そしてプレーオフ。「ジョーブがいちばんイヤだ」と思っていたら、そのジョーブが相手。これでプレーオフ3連敗なんだそうだ。「次はきっといいですよ」
先週の東海クラシックで優勝し自信をもっているB.ジョーブはインに入ってから猛烈に追い込んだ。ボギーなしで13番14番15番と3連続バーディ。そして難しい最終18番でもバーディとして、ついに17アンダー。鈴木をとらえた。
「先週もプレーオフ。今週もプレーオフでの勝利で、嬉しいが疲れた」とジョーブ。「なんだかわからないうち優勝してしまって、実感がわかないよ」
13番でバーディパットを入れたとき、スコアボードを見た。トップは17アンダー。もし昨日のように63のゴルフができれば勝てる、と思ったという。その予感の通りの3連続バーディ。「プレーオフも、18番がパー5だったから、先週の場合より自信があった。追う立場だったのが良かったのかな。思いがけない勝利だ」
これでまた1800万円。先週の賞金は結婚式の費用に当てるといっていたが、今回はハネムーンかな。なんでもカリブ海へ行ったんだそうだ。
桑原克典も一時は首位に並んだ。しかし短い難所の17番パー4で痛いボギー。原田三夫も32-34とスパートをかけたが及ばなかった。