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片山晋呉「予感」的中のツアー2勝目

片山晋呉が追い込んだ。桧垣繁正もスコアを伸ばした。他をよせつけない「ゾーン」にはまりこんでしまった若い2人が、一歩も譲らぬまま勝負はプレーオフにもつれこんだ。決着がついたのはプレーオフ3ホール目。片山晋呉が昨日の「予感」どおり、因縁を感じさせるツアー2勝目をあげた。

いい試合だった。マッチレース展開の終盤16番では片山が右ラフに曲げ、横に出すだけ。しかし3オンの長いパットを沈めてのパーセーブ。桧垣もこの16番を難しい奥の左足下がりのバンカーに入れたが素晴らしいショットで寄せてのパー。美技の応酬と言っていいような運びだった。

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実は18番のバーディを外してOKパットに残したとき、片山晋呉は1打リードしていると思いこんでいた。「勝ったな、とキャディに言ったら、一緒ですよと言われた。それでフッと我にかえったのを覚えてます」
ものすごい集中力だ。16番のピンチも「ボギーでいいや」と冷静だった。「16番は3打目で乗せて6メートルくらい。グリーンに乗ってしまったら入れたくなってきた。これを入れたら勝てるなと思ってしまった・・」
入れて、これで1打のリードと信じこんだ。信じこんだまま18番までいってホールアウトしてしまった。

「勝つときというのはこういうものなんですかね。これが入ったら流れが変わるな・・というのが入ってしまう」 最初のうちは手島の優勝だろうと思っていたが、「手島さんの顔が10番あたりから変わってしまった」という。「桧垣さんの顔も見たら強張っていた」ともいう。今日は目線を上げて余裕をもってリラックスという言葉をヤーデージブックに書き込んで、それを見ながらプレーをした。つい意気込みそうになると、キャディがその文字を黙って見せてくれた。
「この優勝はすごい自信になりました。これで全英にいけますね。ほんとうに、行ける!」

破れた桧垣繁正は納得がいかない。「相手のバーディで負けたのならいい。自分のミス(プレーオフ最後のホギー)で負けてしまった。悔しい・・」

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1999年 JCBクラシック仙台



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