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逃げきり成功。片山晋呉 余裕のV

現在の賞金王・谷口徹がぐんぐん追い込んできた。しかし15番のダブルホギーで足が止まってそれまで。底力のボブ・メイの追い上げもタイミングが遅過ぎた。前半にスコアを3つ伸ばした片山晋呉がそのまま余裕で逃げきって今季3回目の勝利。賞金ランキングでも首位谷口に3800万円差の3位に浮上した。またこの大会では中島常幸、尾崎将司に続く日本人3人目のチャンピオンということになる。

「優勝の後のビール、美味いですね」と一声が出た。今年は2回勝っているが、やはりこの試合の勝利がいちばん重みがある。「70で回れば勝てると思ってスタートした。ガツガツしないで、バーディを取りにいかないで、自分自身をコントロールすることができたのが大きい」

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一日中、笑って過ごしたという。「キャディにも面白い話をしてくれ、面白い会話をしてくれ、と頼みました。プレッシャーで笑いが止まるようではいけない。ふだん通り話して笑っている自分でいたいんです」

7番ウッド、9番ウッドにずいぶん助けられた。自分のヘッドスピード、身長、いろいろ考えて選択したのがこうしたウッドの使用だ。誰にどう言われてもかまわない。全米プロで選手たちがウッドを入れているのも見たし、パーネビックが9番ウッドを使ってマスターズでいいゴルフをしているのも見た。 「今日のバーディはほとんどウッド。これアイアンで打っていたらバーディの確率がもっと低くなると思う」

18番、ボブ・メイから「左で打て。そうしたらオレにもチャンスある」と言われたと笑った。ダレン・クラークからは「オレは3台目のフェラーリが来る。お前も頑張って欲しいものが買えるようになれよ」とも言われた。コーチは「世界に通用する選手に育ててやる。今年の試合は通過点と思え」と言う。もちろん米ツアーに関心はあるが、今年はまだ考えていない。来年は戦うフィールドのレベルを上げて、何試合が出るつもりにはしている。片山晋呉の壮大なスケジュールはまだ始まったばかりのようだ。

谷口徹は賞金額を1億6683万円と上積みして米Qスクールへと旅立つ。佐藤信人との差は約1400万円。「プロとしてゴルフができることが幸せ。一生懸命やった結果として、賞金王争いができるとかできないとかの流れに絡める。たとえ賞金王になれたとしても、タイガーのようにブッ千切りではない。まだまだ本当の一番だとは思ってません」

ちなみにボブ・メイの「2位」はこれで26回目という。

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2000年 ダンロップフェニックストーナメント



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