1打差2位…敗れた深堀圭一郎は「きっかけをつかめた」
2001年 日本プロゴルフ選手権大会
期間:05/10〜05/13 場所:ザ・クイーンズヒルGC(福岡)
D.ウィルソン6アンダーで独走。2位に8打差でビッグタイトル目前。
日本プロゴルフ選手権3日目。この日はスコアを伸ばした選手はゼロ。ますます硬くなるグリーンにスコアをキープするのが精一杯だった。
2日目に単独トップに立ったD.ウィルソンが3バーディ、3ボギーで6アンダーをキープ。「このコースは何が起こるかわからない。グリーンが難しくて硬いから、すごく良いショットを打たないと(ピンに)寄らない。もし、明日僕がパープレーで回れたら、追いつくには8アンダー。8アンダー・・・それはまず考えられないと思います」この大きな貯金を大切に、パープレーで逃げ切りたいところだ。
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2位タイでスタートした深堀圭一郎、飯合肇はそろって5オーバーのラウンドで9位グループに後退した。代わって順位を上げたのは昨年、惜しくも最終日に逆転優勝をゆるした東聡。5番でバーディを奪った直後、6番パー5でダブルボギーを叩いた東だが、その後はボギー1つでしのぎ、通算2オーバー。単独2位に上がった。「2年連続の最終組は、これも何かの縁でしょう。明日はボギーを打たないで、バーディラッシュを期待するしかないね」昨年の雪辱には、ちょっとスコアの差がありすぎるかもしれない。
優勝すると5年間のシード権が与えられることになっているが、D.ウィルソンはこの資格がのどから手が出るほど欲しい。「将来はアメリカでプレーしたいと思っています。日本のツアーでプレーするのは好きだし、日本は好き。今、急いでアメリカに行こうとは思ってません。でも向こうのほうが言葉の問題とかがないので、向こうでプレーしていたほうが楽だと思います。5年のシードがあるのならば、来年(米ツアーの)Qスクールに挑戦するのも良いかもしれない」優勝そして5年シードはすぐ目の前にぶら下がっている。2週前の中日クラウンズでD.クラークと最後まで優勝争いをした経験は、ウィルソンにとって大きな自信になっているようだ。