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優勝を狙って来日したD.クラークが、手堅くスコアを伸ばし10アンダー単独首位に立った。

名古屋ゴルフクラブ和合コースで行われている国内男子ツアー中日クラウンズ。初日にD.ウィルソンが出した8アンダーをトップに、混戦状態となり3日目を迎えた。

最終組で回ったA.スコット、溝口英ニ、日下部光隆は揃ってスコアを落としてしまった。そして首位に上がってきたのが、ラウンド中も葉巻をくわえるD.クラークだった。「今日は調子が良かった。キーとなるホールでバーディパットをいくつも決められて・・・。今回はチャンスを待つのではなく、自分で作っていきたい。そしてそれを活かして優勝したいですね」

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クラーク自身も「いい締めくくりができた」という17、18番ホールは8アンダーグループから一気に抜けだす連続バーディでのフィニッシュ。7アンダーでスタートしたクラークは、この日も67でまわり、トータル10アンダーまで伸ばした。昨年、同大会に出場し、初日好スコアーをマークしたが、優勝争いに絡めなかった悔しさもあり、今年は優勝を狙っての参戦だ。

クラークと同組でのラウンドとなったD.ウィルソンは「今日のピンポジションはとても難しかった。6~7ヶ所のピンに関しては直接狙うことができなかった。ただ、17番ホールのように入りそうもないようなパットが決まってくれたことはラッキー。ダレン(クラーク)も同じようなパットを決めたので、お互いに笑いあった」前半スコアを伸ばせず我慢のゴルフをしたウィルソンがクラークに1打差で最終日を迎える。

さらに1打差の8アンダー3位には、横田真一渡辺司が並んだ。渡辺は6バーディ、1ボギーと65をマーク14位から一気に浮上してきた。「大きく飛距離を伸ばす若い選手に憧れてもしょうがない。逆に力のある選手は、その力をコントロールしなければならないが、非力な自分は素直にそのまま出せばよい」青木功から受けたメンタル面でのアドバイスが効き、“力のない者の論理”を自分に活かそうとしている。

最終日、ワールドランク10位、昨年の欧州賞金ランク2位のD.クラークがどのようなゴルフをするのかが楽しみだ。

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2001年 中日クラウンズ



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