選手コメント集/中日クラウンズ最終日
2001年 中日クラウンズ
期間:04/26〜04/29 場所:名古屋GC 和合コース(愛知)
勝負どころでスコアを伸ばしたD.クラークが貫禄の優勝。
名古屋ゴルフクラブ和合コースで行われている国内男子ツアー中日クラウンズ。最終日の午後は予報どおりの雨模様となった。3日目に大本命D.クラークが首位に立ち、あっさり優勝してしまうかと思われたが、初日62というスコアを出し首位に立ったハワイ出身のD.ウィルソンがクラークに喰らいつき終盤までもつれる展開となった。
10アンダーでスタートしたD.クラークは前半でスコアを2つ伸ばし12アンダーで折り返したが、11番ホールでボギーを叩き、1打差でついていたD.ウィルソンと並んだ。そして雨が降り始めた13番パー3ではお互いにボギー。同じ最終組で回った渡辺司もスコアを伸ばし、3人が10アンダーで並んだ。
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「11、13番でボギーを叩いて自分に対して怒りを感じ、自分に“喝”を入れた。これで14番でスイングが戻って、調子を取り戻すことができた」というクラークは15番パー5でバーディを奪った。それに対しついて行きたいD.ウィルソンと渡辺司は逆にスコアを2つ落としてしまった。
まわりがスコアを落とし楽な展開となったクラークは、17、18番と前日と同じようにバーディを奪い13アンダーまでスコアを伸ばし日本ツアー初優勝を果たした。1998年のD.ラブIII以来の招待選手の優勝、1991年のセベ・バレステロス以来10年ぶりにヨーロッパにクラウンズのタイトルを持ち帰ることになった。
最終組の一組前では、深堀圭一郎と横田真一がスコアを伸ばした。17番で互いにバーディを奪い9アンダーで2位タイとなった。また、この日スコアを伸ばしたのが現在賞金ランク1位の片山晋呉。片山は9つのバーディを奪う猛追で7アンダー、単独6位まで順位を上げた。