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L.ドナルド、谷原秀人、B.ジョーンズが首位発進!石川遼は出遅れ48位

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7027ヤード(パー71)

世界の強豪参戦の歴史を持つ伝統のトーナメントが開幕。昨シーズン、史上初めて欧米両ツアーで賞金王を戴冠したルーク・ドナルド(イングランド)が、いきなり8バーディ、2ボギーの「65」をマークし6アンダー。谷原秀人ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と並んで首位タイでスタートを切った。

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2打差の4アンダー、4位タイに河野晃一郎薗田峻輔の2選手。S.K.ホ(韓国)と小泉洋人が3アンダーの6位タイに続いている。賞金ランクトップを走る藤田寛之片山晋呉近藤共弘、ニコラス・コルサート(ベルギー)らと並び2アンダーの8位タイとまずまずの滑り出しを見せた。

前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で2年ぶりの優勝を果たした石川遼は「73」で、2オーバーの48位タイと出遅れ。また、3週間ぶりに日本ツアーに出場予定だった池田勇太は発熱のためスタート前に欠場を決めた。

<一喜一憂はしない!冷静なプレーでスコアを伸ばすL.ドナルド

2007年大会以来の出場となったルーク・ドナルドは、開幕前から5年前と何が変わったかといった質問攻めにあった。そのたびに「5年前も自分では良い選手だと思っていました。でも、昨年米ツアーと欧州ツアーで賞金王になることができたので、今は世界ランキングでも上位という位置に相応しいプレーをしたい」と話し、周囲の期待に応えるプレーを心がけた。

11番パー3でバーディを先行すると、14番でもバーディ。そして16番からは3連続で奪い上位に名を連ねた。後半は3バーディ、2ボギーと伸ばしきれなかったが、それでも6アンダーは首位タイ。プレー中、バーディを奪っても軽く右手を挙げる程度で、逆にボギーをたたいても苛立つ様子はない。

「自分は淡々とプレーすることを常に心がけています。ミスしても引きずらず、次のショットに集中する。そして良いショットが出ても決して浮かれずに次のショットへ、という繰り返しです。ここのグリーンは下りのパットを残したらチャンスはない。だから常に(ピンの)下に付けることを考えていました。16番からの3連続バーディは全て下に付けたので獲れました」。

セオリー通りの攻略法でバーディを奪う。派手なプレーやパフォーマンスは無くても、ショットはピンに絡み、地味なランニングアプローチも常にカップをかすめていく。世界ランク3位の実力を存分に見せつける初日となった。

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