ミリオンヤードカップ フォトギャラリー
2012年 ミリオンヤードカップ
期間:06/29〜07/01 場所:パサージュ琴海アイランドGC(長崎)
ホームの日本は出遅れ 韓国が3ポイントリード
◇日韓男子ゴルフ対抗戦◇ミリオンヤードカップ初日◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎県)◇7066ヤード(パー71)
日韓両国のプライドをかけた団体戦が開幕。各10人の代表選手が出場し、初日はフォアサムのストロークプレー(各チームのペアが1つのボールを交互に打ち合い、18ホールのトータルスコアで勝敗を決する)5試合で争われ、2大会ぶりの勝利を狙う日本は1ポイントしか奪えず、4ポイントを獲得した韓国のリードでスタートした。
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勝ち1ポイント、引き分け0.5ポイントが配分される団体戦。日本は第1試合で出端をくじかれた。谷原秀人&高山忠洋のペアが韓国のベテランコンビ、S.K.ホ&チェ・ホサンに69-68で敗れて敗戦が先行。2試合目の近藤共弘&藤本佳則がI.J.ジャン&チョ・ミンギュを68-70で破ったものの、その後は黒星が続いた。
第3試合は谷口徹&藤田寛之はホン・スンサン&H.W.リューに終盤に逆転を許して1打差で敗北。続く深堀圭一郎&石川遼はキム・ドフン&カン・キョンナムに70-66と大差をつけられた。最終組の小田龍一&池田勇太も5打差でドンファン&パク・サンヒュンに敗れた。
大会2日目はフォアボールのストロークプレー(各チームのペアが別々のボールでプレーし、ホールごとに良い方のスコアを採用、18ホールのトータルスコアで勝敗を決する)5試合が行われる。
<強い韓国!アウエーのプレッシャーを結束に>
4回目にして日本初開催となった今年の日韓男子プロゴルフ対抗戦「ミリオンヤードカップ」。長崎県にあるパサージュ琴海GCには、2,022人のゴルフファンが訪れた。スタート前に行われた開会式では両国国歌が演奏され、国旗を前に選手たちも気持ちを高める。地の利を生かした日本チームが、序盤は優位に戦いを進めた。
まず飛び出したのは、第3組の谷口徹、藤田寛之ペア。2番で谷口が長いバーディパットを沈めると、藤田のショットと谷口のパットが抜群のかみ合わせをみせて、5番までに4連続バーディを奪ってホン・スンサン、H.W.リューの韓国ペアに4打差をつける。続く深堀圭一郎、石川遼ペアも、韓国チーム(キム・ドフン、カン・キョンナム)のダブルボギーもあって、7番までに3打差をつけた。
しかし、ゲームの流れは少しのきっかけで変わっていく。6番でリューが5mのバーディパットを沈めると、藤田は下り1mのパットを外してボギーとしてしまう。8番でも日本はボギー、韓国はバーディとしてあっという間に4打のリードは消滅。後半も勢いに乗った韓国チームに逆転負けを喫してしまう。
また、「いつか自分たちにもチャンスが来ると、キム・ドフンと励ましあった」というカン・キョンナムペアは、8番から怒涛の6連続バーディを奪って大逆転。終わってみれば韓国チームが4勝で、日本はわずかに1勝と大差がついた。
第1組で勝利を挙げたS.K.ホは、「アウエーの戦いなのでいつもよりプレッシャーを感じていた。その分、チームで話し合うことが多かったので、それがみんなの結束を固めたと思う」と、不利な状況をチームワークで克服できたと胸を張る。2日目はフォアボールが5試合、そして最終日はシングルスが10試合。最終日に最大10ポイントが動くとはいえ、日本チームにとっては明日の巻き返しが必須となった。
<大会2日目のペアリング/フォアボール、ストロークプレー>
第1試合(9時10分)小田龍一、池田勇太 vs S.K.ホ、チェ・ホサン
第2試合(9時25分)深堀圭一郎、石川遼 vs ホン・スンサン、H.W.リュー
第3試合(9時40分)谷口徹、藤田寛之 vs ドンファン、パク・サンヒュン
第4試合(9時55分)近藤共弘、高山忠洋 vs I.J.ジャン、チョ・ミンギュ
第5試合(10時10分)谷原秀人、藤本佳則 vs キム・ドフン、カン・キョンナム