J.チョイのスイングをスーパースローで見る
2012年 ダイヤモンドカップゴルフ
期間:05/24〜05/27 場所:ザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉)
先週優勝のJ.チョイが首位! 藤田らが2位、小田孔は出遅れる
◇国内男子◇ダイヤモンドカップゴルフ 初日◇ザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉県)7199ヤード(パー72)
ジェイ・チョイの勢いが止まらない。先週ツアー初優勝を飾った「とおとうみ浜松オープン」からの好調を継続、8バーディ、ノーボギーの「64」をマーク。上位で演じられたバーディ合戦を引っ張り、後続に2打差をつける8アンダー単独首位発進とした。
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6アンダーの2位タイに、2010年覇者のキム・キョンテ(韓国)ほか、藤田寛之と谷岡達弥が続く。5アンダーの5位タイに上平栄道、兼本貴司、小平智。4アンダーの8位タイに、鈴木亨、篠崎紀夫ら5人が続く。池田勇太は、谷口徹らと並びイーブンパーの58位タイ。大会連覇を狙う小田孔明は、2オーバーの100位タイと大きく出遅れた。
<ジェイ・チョイ、2週連続優勝よりも…>
待望のツアー初優勝からわずか4日後。チョイは今週もトーナメントを引っ張る存在となった。出だしの10番で残り131ヤードの第2打を、9番アイアンでピン右50センチにつけるショットでバーディを奪うと、その後もエンジン全開。「先週からゾーンに入っているという感じ」と勢いは衰えず、前半イン、後半アウトともに4つのバーディを決めて「64」をたたき出した。
同組でラウンドしたキム・キョンテ(韓国)も「ジェイは完璧だった。もっと行けそうな感じだった」と驚嘆するほどのラウンド。初勝利からまだ日が浅く、今大会のクラブハウスでもいたるところで、祝福の声を浴び、周囲には和やかムードも漂う。だが当の本人は「月曜日からは新しい試合のことしか考えていない。優勝して、自信になるかと思ったけれどそうでもない。いつもと変わらない」と、貪欲な姿勢をキープしたままだ。
2大会連続優勝となれば、2008年シーズンのプラヤド・マークセン(三菱ダイヤモンドカップゴルフ、ミズノオープンよみうりクラシックで連勝)以来。2週連続、となると07年の谷原秀人(フジサンケイクラシック、サントリーオープン)以来となる。だが「2週連続優勝ではなく、今週も勝ちたい、というだけ」とサングラスを取り、金髪を掻き分ける28歳。独走を阻む選手は果たして?