藤田寛之のスイングをスーパースローでチェック
2011年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯
期間:05/12〜05/15 場所:小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫)
J.チョイらが首位、藤田らが1差で追う! 石川は37位タイ
今季の国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」が5月12日(木)、兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部で開幕した。雨に祟られた初日、J.チョイ(米国)とキム・ヒョンソン(韓国)が5アンダーで首位に並び、混戦を一歩抜け出している。
4アンダーの3位タイに、J.B.パク、ノ・スンヨル(ともに韓国)、藤田寛之、松村道央、宮瀬博文の5人。3アンダーの8位タイに、キム・キョンテ、S.K.ホ(ともに韓国)、兼本貴司、丸山大輔、すし石垣が続く。ホストプロの池田勇太は1アンダーの21位タイ。今大会4度目の出場で初の予選突破を狙う石川遼は、前半からパットに苦しみ伸び悩む展開が続く。1バーディ、1ボギーの「71」とし、大会連覇がかかる谷口徹と並び、イーブンパーの37位タイで初日を終えている。
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<チョイは突発性の、じんましんに苦しみながらもトップタイ>
7バーディ、2ボギーの「66」をマークしたチョイは思わぬ“難敵”に悩まされた。最初のバーディを奪った出だしの2番。体が突然かゆくなる異変を感じた。両腕を中心に、じんましんができ、4番で急遽、医師を呼ぶアクシデント。原因が分からず、そのまま治療を施さずにプレーを続行した。それでも「かゆくない!と“無視”しました」と必死でこらえて迎えた後半イン、10番で第2打をピンそば30センチにつけたのをきっかけに、次々とショットをピンに絡め、5つスコアを伸ばした。ラウンド後は、じんましんも治まり、とりあえずは一安心。「死ぬわけじゃない。プラス思考でやりました」と強心臓ぶりが光った。
<初のメジャー優勝を狙う宮瀬が1打差3位タイ>
出だしの10番。第2打を2メートルにつけてバーディ発進を切った宮瀬は、午前中に降り続いた雨も気にせず、淡々とスコアを伸ばした。「ティショットが良かった」と終始安定したプレーを見せ、後半1番では残り120ヤードの第2打を52度のウェッジで直接沈めてイーグルを奪った。通算7勝を挙げている40歳も、その中に日本タイトルは無い。「もちろん頭の中にはある。でも意識してもいいことは無い。考えないようにしている」と平常心で残り3日間を戦えるか。
<石川遼は首位と5打差、37位タイ>
正午過ぎからのスタートとなった石川は、序盤からスコアカードにパーを並べた。ショット、パットともに精度を欠き、なかなかチャンスを作れない。前半最後の18番ではフェアウェイからの第2打をミスすると、警戒していた軟らかい仕上がりのバンカーに入れ、ボールが埋まってしまう。結局このホールをボギーとし、後半2番でバーディを取り返すが、初日はイーブンパーでフィニッシュ。「わざわざ見に来て下さった方に申し訳ない」と悔しい表情を浮かべながら「トップとは思った以上に差がついていない。なんとかついていく」と巻き返しを誓った。