杉浦悠太、長野泰雅ら契約プロもハマったミズノ「D-132」ドライバー
◇国内男子◇ドラッグストア・コスモスカップ◇グランフィールズCC(静岡)◇7156yd(パー70)
ミズノの契約選手がこぞって使うドライバーをご存じだろうか。「PROTO TYPE D-132」というモデルで、最新機種「JPX ONE」が世の中に出る前にプロトタイプとして選手たちへ提供されていた3Dプリンター製ヘッドだ。昨年からツアーでテスト供給が始まると、瞬く間に使用選手が増加。継続使用する選手もいれば、今年になってバッグに投入した選手もいる。それだけ男子プロからの評価が高いのだ。
ヘッド体積は440CCと小ぶりで、見た目にもかなりディープフェース。マット仕上げのクラウンも相まって、いかにも操作性を重視するプロ好みの顔つきだ。ヘッド本体は金属3Dプリンターによる一体成型のため、内部の重量配分まで緻密にコントロールできる。設計の自由度の高さが最大の特徴だ。
ツアーバン内にはフェースの反発係数を測定した数値がヘッド上に記されていたが、打点位置ごとの反発係数の差まで設計段階でコントロールできるというから驚く。そのヘッドはヒール側で打った際にも反発性能を確保できるよう、ヒール部分の数値を高めた設計になっていた。
実際、「ヘッド自体のコストが通常の3倍近くかかる」とミズノ関係者は明かす。それでも採用したのは、従来の量産製法では実現できなかった性能を追求するためだろう。
「D-132」にはもうひとつ強みがあり、「CGチューニング」と呼ばれる3つのウエートがあり、調整幅がかなり広いこと。3カ所それぞれで、2~10gまでの異なる重量のウエートを組み合わせることで、個々のスイングに合わせて追い込めるのもいい。
「D-132」にまさにハマった一人が杉浦悠太だ。コーンフェリーツアーを主戦場とし、来季PGAツアー出場権獲得をかけた戦いに挑む杉浦は、今年からこのドライバーを使用している。「初速が出ます。スピン量も入ってくれて2200~2300回転で落ち着いている。ヘッドが小さめなので操作性がとても良い。曲がりにくいのでどんなホールでも思い切って振ることができます」と評価する。
同じく小鯛竜也も昨年の夏から長く使用している選手の一人。「今まで試したミズノのヘッドの中で、いちばん衝撃的。初速が明らかに速いです」と語り、トラックマン計測では初速が約2m/s向上したという。
また今年の「日本ゴルフツアー選手権」から使用しているという長野泰雅は、「D-132」の他に「D-131」という同じ3Dプリンター製法の460CCヘッドも持っていて、試合に応じて替えているという。「どっちもいい感じで、打感が良くて初速も出る」と言い、今週は「大きくて安心感がある」という「D-131」で試合を戦う予定だ。他にも時松源蔵、三島泰哉、松田一将、植木祥多らが使用中だ。
ちなみにこの「D-132」に関しては、ミズノの直営店限定で購入ができるが、価格はなんと税込み22万円~。決して安くはないが、ツアーで結果を求めるプロたちが手放さない理由は、数字以上の価値がこのヘッドにあるからなのだろう。(静岡県三島市/服部謙二郎)