2009年 全米オープン
期間:06/18〜06/21 場所:ベスページステイツパーク(米国)
矢野東は暫定4位、タイガーは暫定34位に浮上! 暫定首位にR.バーンズ
ニューヨーク州にあるベスページ・ステートパーク(ブラックコース)で開催されている、第109回「全米オープン」の3日目。全プレーヤーが予選ラウンド36ホールを消化。その中、リッキー・バーンズが36ホールの大会新記録をマークし、通算8アンダーで暫定単独首位に。矢野東が粘りのゴルフで暫定4位タイ。連覇を狙うタイガー・ウッズは暫定34位タイで3日目を終えている。競技は第3Rの途中で降雨サスペンデッドとなった。
大会3日目となったこの日、未消化となっていた第2Rをプレーしたタイガー。インの前半は2バーディ1ボギーと、1つスコアを伸ばして折り返し。上昇ムードがあったが、後半は最終ホールのボギーも含めた2バーディ2ボギー。どうしても波に乗れない歯がゆさを残しながら迎えた第3Rは1ホールだけプレー。通算3オーバーの暫定34位タイとしたところで降雨サスペンデッドとなった。暫定首位を走るリッキー・バーンズとの差は11ストローク。連覇へ向けては厳しい状況だが、1975年、同じ状況から逆転優勝を飾ったルー・グラハムの話題が出た時には「私もそうしたいね」と口にしたタイガー。残り35ホールで奇跡に挑む。
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そのタイガーをリードすること11ストローク。通算8アンダーで暫定単独首位に立っているのはバーンズ。今季のベストフィニッシュは47位タイ、現在「FedExカップランキング」197位の男が、予選36ホールでマークした「132」というスコアは、109回の歴史を誇る「全米オープン」の大会記録。この日は降雨サスペンデッドのため、第3Rをプレーすることなく終えたバーンズ。残り36ホール、逃げ切って歴史に名を刻むことができるだろうか?その戦いぶりに注目したい。
続く通算7アンダー、暫定単独2位には、第2Rで「64」をマークしたルーカス・グローバー。そこから1ストローク差の通算6アンダー、暫定単独3位にはマーク・ウィアー(カナダ)が続いている。いずれも丸まる36ホールを残しており、まだまだ優勝の行方は分からない。
ここまで強豪相手に大健闘が光る矢野東は、この日も好調を維持。第2R後半の3連続バーディを含む6バーディ1ボギー。通算3アンダーまでスコアを伸ばし、デビッド・デュバル、ペーター・ハンソン(スウェーデン)と並び、暫定4位タイに浮上した。今田竜二、横尾要、甲斐慎太郎の3人はいずれも予選落ちを喫しているだけに、唯一残った日本人として、「マスターズ」の片山晋呉に続く活躍に期待したい。
その他、フィル・ミケルソンは通算1アンダー、暫定12位タイ(第3Rの1H終了)。セルヒオ・ガルシア(スペイン・同3H終了)は通算イーブンパー、暫定17位タイにつけている。なお、競技は明日の現地時間7時半から再開される予定となっている。