選手コメント集/全米プロゴルフ選手権最終日
2001年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/16〜08/19 場所:アトランタ アスレチッククラブ(ジョージア州)
P.ミケルソン、D.デュバルは好スタート。T.ウッズは出遅れた
米国男子ツアーは今シーズンのメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」を迎えた。初日はスコアが固まり混戦状態となった。早い時間にスタートした選手が4アンダーまで伸ばし、午後スタートの選手もその4アンダーを目標にスコアメイクしていた。
午後スタートとなったP.ミケルソンは序盤から積極的なゴルフでスコアを伸ばした。5番パー5でのイーグルを含め前半で4アンダー、後半13番でもバーディを奪い混戦を抜け出した。しかし、最終18番ではティショットを左の池方向へ打ち込み、ラッキーにもボールは木に当たりラフに落ちたが、このホールをボギーにしてしまった。
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この混戦を見事に抜け出したのはG.ウェイトだった。ミケルソンと同じく前半を4アンダーで折り返したウェイトは、12番パー5でバーディを奪い最終18番でもスコアを伸ばし6アンダーで単独首位に立った。
4アンダー2位グループはなんと10人が並んでいる。その中には、前回のメジャー全英オープンに優勝したD.デュバルも入っている。2日目以降誰が抜け出すのかまったくわからない展開となった。
デュバルと同じ組みにはマスターズ覇者のT.ウッズ、全米オープン覇者のR.グーセンという組み合わせだったが、デュバルは終始安定したゴルフでときよりピンに絡む鋭いショットを放ったが、タイガーは対象的だった。スタートホールでボギーを叩くと、その後もショット、パットがかみ合わずこの日は3オーバーでのラウンドとなった。
注目の日本勢は昨年度の国内賞金王、片山晋呉が素晴らしいゴルフを見せてくれた。今回のアトランタアトランティックは400ヤードを切るパー4が1つしかないということで、セカンドショットに長いクラブが要求される。片山は得意の7番、9番ウッドで確実にグリーンを捕らえた。初日は3アンダー、11位につける好スタートを切った。
先週のビュイックオープンには体調不良により欠場した丸山茂樹も2アンダー23位につけた。まだ、体調は回復していないという丸山だが、明日以降の伸びを期待したい。また、谷口徹は途中3アンダーまで伸ばせていたが、後半スコアを崩し2オーバー87位まで後退した。尾崎直道は8オーバー、田中秀道は10オーバーと大きく出遅れてしまった。