【WORLD】エビアンマスターズのメジャー昇格の是非
2001年 マスターズ
期間:04/05〜04/08 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
伊沢利光、大健闘の1アンダーで発進!
ジョージア州のオーガスタナショナルでゴルフの祭典「マスターズ」がついに開幕した。昨年は、フィジーのビジェイ・シンが最終日にスコアを伸ばし、悲願の優勝を飾った。
今年の見どころは、昨年全英オープンから全米オープン、全米プロを制してきたタイガー・ウッズが4連続でメジャーを制覇するかが最大の注目どころ。そして日本から昨年につづき3名が参加するが、どこまで順位を伸ばせるかも注目したい。
その日本勢がそろって苦しい展開を迎えた。まず先陣を切って登場したしたのは、今年で4年連続出場となる丸山茂樹。1番ティショットを右のラフに入れたが、2打目でうまくグリーンを捕らえた。2パットのパーで切り抜けたが、2番のパー5でバーディを奪えず、3番でボギーを叩いてしまった。その後パーを続けたが8番でもボギーにすると、9番、10番のパー4では痛恨のダブルボギーを連発してしまった。その後2つのバーディを奪ったが、5オーバーの78位と大きく出遅れた。
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2番手で登場した片山晋呉はスタートでいきなりダブルボギーを叩いた。3オーバーで後半に入った片山は10番でボギーを叩き4オーバーまで落としてしまったが、12番パー3、13番パー5の通称アーメンコーナーで連続バーディを奪った。 続く14番でボギーを叩くが、15番パー5でバーディを奪い、出入りの激しいゴルフとなったが、前半終了時の3オーバーまで戻66位タイで初日を終えた。
最後に登場したのが伊沢利光。伊沢も緊張したのか1番はパーで抜けたが、2番、3番で連続ボギーの苦しい立ち上がりとなった。しかし、6番パー3でバーディを奪い1オーバーで後半に入った。長いパー4の10番ボギー、12番パー3ではティショットを池に入れてしまった。しかし、3打目をグリーン奥にこぼしてしまったが、返しの7メートルほどのパットを沈めボギーに止めた。
そして13番のパー5、ティショットをフェアウエイセンターに運ぶと、ミドルアイアンで打ったセカンドショットはピン横80センチにつけた。このパットを難なく決めて快心のイーグルを奪った。さらに、14番、15番で連続バーディを奪い一気に1アンダースコアを戻し、21位グループに食い込んだ。
初日首位に立ったのは7アンダーを出したクリス・ディマルコだった。前週のベルサウスクラシックでも初日、2日目に好スコアをマークしたディマルコは9バーディ、1ボギーと得意のパットがさえ渡った。
首位に1打差の6アンダーには、スティーブ・ストリッカーとアルゼンチンのアンゲル・カブレラが2位タイで並び、さらに1打差の4位タイにはリー・ジャンセン、ジョン・ヒューストンとフィル・ミケルソンが並んでいる。打倒タイガーの最有力候補にも挙げられるミケルソンは悲願のメジャー制覇に向け好位置をキープした。
さて、注目のタイガーだが、前半を2アンダーとしたが、後半スコアを伸ばすことができず、2アンダー15位タイ。パットが思うように決まらず我慢のゴルフとなったが、ショットが安定感を増してきたので、2日目以降スコアを伸ばしそうだ。