D.クラークが欠場!?一時欧州選抜チームは騒然に!
2003年 リンデ・ドイツマスターズ
期間:09/18〜09/21 場所:コローニュ、グットラーケンホフ(ドイツ)
韓国の崔京周が4ツアーに跨る勝利を手にした!!
2003年欧州ツアー第34戦『リンデ・ドイツマスターズ』が、ドイツのコローニュにあるグットラーケンホフで開催された。この大会で過去4勝を挙げている地元ドイツのベルハルト・ランガーに注目が集まったが、そのランガーはスコアを伸ばせず予選落ち。他のドイツ勢では、ポストランガーといわれるアレックス・チェイカが、最終日に7ストローク伸ばし17アンダーで13位に食い込んだ。
優勝争いだが、初日にスウェーデンのフレデリック・ヤコブセンが、12アンダー「60」という最少スコアを記録しバーディ合戦の幕が開けた。2日目はイングランドのイアン・ポールターが首位に浮上。そして3日目には韓国の崔京周が、21アンダーまでスコアを伸ばした。今年2月に行われた「ジョニーウォーカークラシック」で南アフリカのアーニー・エルスが記録した29アンダーというツアー記録に迫る勢いだった。
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最終日を2位に1打差の単独首位でスタートした崔京周だが、4番でボギーを叩き、2位につけていたスペインのミハエル・アンヘル・ヒメネスが、同じ4番でバーディを奪ったため順位が入れ替わってしまった。しかし、続く5番パー4で崔が2打目を直接カップインさせ、再び首位に浮上。さらに13番パー5では、2日連続となるイーグルを奪い、通算26アンダーまで伸ばし欧州ツアー初優勝を果たした。
崔京周のゴルフはアジアンツアーから始まった。アジアンツアーで賞金王になり、1999年に日本の「キリンオープン」に出場し優勝。その年の「宇部興産オープン」にも勝ち、2000年から米ツアーに挑戦している。その米ツアーでも昨シーズン「コンパッククラシック」と「タンパベイクラシック」で2勝し、トッププロの仲間入りを果たした。そして、今週の優勝で4ツアーに跨る勝利となった。