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2012年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/09〜08/12 キアワアイランドリゾート(サウスカロライナ州)

新時代のリーダー ロリー・マキロイ

スタンディングオベーションで迎えられた最終18番グリーン。強い西日に自分の名前を叫ぶ声。引き締まった背中の後ろには、幾重にも連なる大ギャラリーがいた。1年2カ月前。初めてメジャータイトルを手にした、あの時と同じだった。「最高の一日になった」。サウスカロライナ州キアワアイランドリゾートで開催された「全米プロゴルフ選手権」最終日。ロリー・マキロイ(北アイルランド)が、昨年の「全米オープン」以来となるメジャー通算2勝目を飾った。

終わってみれば2位に8打差をつける独走劇。悪天候の影響で日没サスペンデッドとなった第3ラウンドの未消化ホールが持ち越しとなり、最終日は午前中から27ホールの長丁場を強いられたが、23歳には関係なかった。「昨日のプレーを続けるだけだった。(最終日は)いくつかパットは外してしまったけれど、午前中に美しいプレーできていたからね。午後は目標を絞って、無駄の無いプレーを心がけた。18番でグリーンに向かって歩いているとき、勝ったと思うことを自分に許したんだ」。5連続バーディ発進を決めたイアン・ポールター(イングランド)や、タイガー・ウッズが追いかけた序盤戦。しかしその姿はホールを追うごとに、ただただ小さくなっていった。

今季はシーズン開幕から出場試合5戦連続でトップ5入り。「ザ・ホンダクラシック」を制して世界ランク1位に上り詰めた。しかしメジャー3戦で優勝争いに加われず、前年度王者として臨んだ「全米オープン」ではまさかの予選落ち。「(昨年の)全米オープンで勝ってから、メジャーでのパフォーマンスに納得がいった試合は無かった」。周囲には、はっきりと“スランプ”と言われた。

それでも徐々に良い状態を取り戻して迎えた前週の「WGCブリヂストンインビテーショナル」では5位フィニッシュ。「今週の水曜日、自分にはチャンスがあると言ったんだ。オーガスタ(逆転負けしたマスターズ)、コングレッショナル(全米オープン)の経験もある。僕が今日やるべきプレーは分かっていた」。4日間を通したバーディ数20は全体1位。ドライビングディスタンス平均311ヤードは、ダスティン・ジョンソンと並んで首位タイ。そして、今大会の王者を支えたのはグリーン周りでのプレーだった。スクランブリング率(パーオンを逃したホールでのパーセーブ率)は75%でトップだった。

メジャー2勝目達成した年齢、23歳3カ月8日。これはタイガー・ウッズの23歳7カ月15日をしのぐペース。マキロイ自身「彼と同じ年でメジャーを2つ勝てたけれど、彼は2000年、2001年、2002年と凄(すさ)まじいプレーを見せて何勝も挙げた。今、僕はここにいられて最高だけど、同じようなことを成し遂げたいとしか言えないよ。先のことは分からない」としたが、北アイルランドの先輩、グレーム・マクドウェルはこう言った。「彼は子供たちが目指すべき選手になっている。10年前、子供は自分たちの今と将来をタイガー・ウッズと重ね合わせていた。もちろんタイガー・ウッズは今もそういう存在だ。でも、子供たちはこれから、ロリー・マキロイというスーパースターも見るんだ」

開幕前に今シーズンを振り返った自身の“通信簿”を「B」としていたマキロイ。「Aプラスになったよ」と笑った。ジャック・二クラスの記録を破る最大ストローク差、同大会が58年にストロークプレーに変わってからは史上最年少での優勝。「メジャーに複数回勝った選手は過去にもそんなにいるわけじゃない。そのエリートの中に自分の名前が刻まれるのは光栄だ」。新しい時代の幕開けを予感させる次世代のチャンピオンは、最終日に真っ赤なシャツに身を包んで、笑顔をきらめかせた。(サウスカロライナ州チャールストン/桂川洋一)

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