「へこみました」大叩きの谷口徹 感じた世界との差
2012年 WGCブリヂストンインビテーショナル
期間:08/02〜08/05 場所:ファイヤーストーンCC(米国オハイオ州)
J.フューリックが完全Vに王手! 石川は39位タイ
◇世界ゴルフ選手権◇WGCブリヂストンインビテーショナル 3日目◇ファイヤーストーンCC (オハイオ州)◇7,400ヤード(パー70)
上位の顔ぶれが一新したムービングデーを経ても、初日から単独首位の座を守るジム・フューリックの名前だけは変わらなかった。3日目を1バーディ、1ボギーの「70」とイーブンでまとめ、通算11アンダーでホールアウト。2位に1打差に詰め寄られながらも、2シーズンぶりのタイトルに王手をかけて最終日を迎える。
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通算10アンダーの単独2位にルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)、通算7アンダーの単独3位にキーガン・ブラッドリーが浮上。通算6アンダーの4位タイには、ロリー・マキロイ(北アイルランド)とスティーブ・ストリッカーが上がってきた。タイガー・ウッズも2つ伸ばし、通算イーブンパーの24位タイに浮上している。
日本勢では、石川遼が3バーディ、3ボギーのイーブンで回り、通算3オーバーの39位タイ。武藤俊憲は通算7オーバーの59位タイ、藤本佳則は通算8オーバーの63位タイ。昨日「78」を叩いた谷口徹は、第3ラウンドスタート前に腹痛を理由に棄権している。
<メジャー王者がズラリ。悪天候の最終日にドラマは?>
2日間で11アンダーを叩き出したフューリックは、ムービングデーにピタリと動きを止めた。「今日はコースがタフになった。風が吹いてグリーンも硬くなり、アイアンショットでチャンスにつけるのが難しくなった」。前半2番(パー5)で確実にバーディを奪い、そのままリズムをつかむかに思われたが、5番(パー3)で2メートル以内のチャンスを逃すなど取りこぼしも。単独トップの座は譲らなかったものの、静かなラウンドに終始した。
その一方で「チャンスを決められないところがあったけれど、しっかり我慢はできた」と「68」と2ストローク伸ばして1打差に迫ったのはウーストハイゼン。全英王者のほか、昨年の全米プロを制したブラッドリー、全米オープン覇者のマキロイが逆転を視野に順位を上げている。
最終日は悪天候の予報により、予定されていた2サム1ウェイスタートを変更し、3サム2ウェイでのスタートに。「今日はしっかり休んで、よく眠り、午前10時のスタートに向けてしっかり準備したい。我慢比べになるだろう」とフューリック。メジャータイトルホルダーが並ぶ戦いから逃げ切れるか。