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賞金女王争いの重圧にも負けず、無難な15位タイ発進!

一時はトップを快走する上田桃子に大差をつけられていた賞金女王争い。しかし、今週の「樋口久子IDC大塚家具レディス」を前に、その差は僅か990万円ほどに肉薄。それも、上田が首痛のために急遽欠場というアクシデントが重なり、今週の横峯さくらに集まる注目度は、いつもに増して高い。

そのオープニングショットとなる1番パー5の1打目。ボールは左へ大きな弧を描き、木に当たってラフへ。結局2メートルのパーパットを外し、得意のパー5でまさかのボギースタートとしてしまう。しかし、「1番以外のティショットは安定していた」という横峯は、3番パー4では4メートルを沈め、続く4番パー3では50センチにつけるスーパーショット!連続バーディを奪取する。6番パー4ではカラーからのパットが寄らずにボギーとするが、前半をイーブンパーでまとめる無難な立ち上がりを見せた。

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10番パー4では3メートルを沈め、幸先良くバーディ。しかし、12番パー3で罠が待ち受けていた。5番アイアンで放ったティショットを左へ引っ掛け、グリーン左奥のバンカーへ。これがバンカーの奥の淵に止まる不運に見舞われ、結局2打目がグリーンをオーバーし、3オン2パットのダブルボギーとしてしまう。

それでも、ここから崩れないのが今年の横峯だ。14番パー4では7メートルのラインを読み切ってバーディを奪い返し、最終的には4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー、15位タイで初日を終えた。

「もう少しパットが入ってくれれば…」と悔しさをにじませた横峯。プレー中も厳しい表情が目立ったが、「今はゴルフが楽しい」と話す。賞金女王争いの渦中に身を置いていても、重圧に感じるのではなく、楽しめるという感覚。持って生まれたものかもしれないが、これこそ横峯の持つ大きな武器といえるだろう。

2007年 樋口久子IDC大塚家具レディス



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