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ショートパットが入らず、さくらは自滅

「ヴァーナルレディース」最終日を、首位と2打差の3位タイで迎えた横峯さくらは、斉藤裕子不動裕理と共に最終組に入り、今季2勝目を目指してティオフした。

朝から雨が降り、3日間で一番強い風が吹いたが、横峯は序盤からバーディを先行させる。2番で第2打をピン右1mにつけてバーディとすると、続く3番パー3では、ティショットをベタピンにつけた斉藤に負けじと、5mのフックラインを先にねじ込んだ。通算7アンダーで首位に並んだ横峯だが、直後に雨が激しくなり、競技は一時中断された。

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再開は僅かに17分後だったが、この中断が流れを変える。4番で第2打をピン下8mにつけたが、50cmのパーパットがカップに蹴られてボギー。続く5番ではピン上のカラーからパターで打った3打目が、カップを通り過ぎてから下り傾斜に乗って10m近く下まで行ってしまう。そこからファーストパットを80cmに寄せたが、このパットも決めきれずに3パットのダブルボギー。続く6番はこの日の平均ストロークが5.135という最難関のパー4だったが、ここでもパーオン出来ずにボギーとし、通算3アンダーへと後退した。

その後もボギーが続く苦しい展開となった横峯は、終わってみれば「77」と今季自己ワーストスコアを叩いてイーブンパーでホールアウト。途中からパッティングに苦しんだが、「15番くらいで、キャディのジョンに後ろから見てもらって、(スタンスが)クローズになり過ぎていて、フェースが左を向きすぎていて左に外していたことに気が付いた。原因が分かったので良かったです」と、問題は把握した。

「自滅したので悔しいです」という横峯だが、各選手が伸び悩んだこの日、順位は6位タイに入り、開幕から続く連続トップ10記録を8試合へと伸ばしてツアータイ記録に並んだ。次週はツアー記録更新も掛かるが、「あまり気にしていない」と、狙うは“優勝”の二文字だけだ。

2009年 ヴァーナルレディース



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