マサチューセッツ州ナッシュオータックCCで開催されている、米国チャンピオンズツアー第20戦『フリートボストンクラシック』の2日目。チャンピオンズツアーならではの上位総入れ替えが行われた。初日7アンダーで単独首位に立ったブルース・フライシャーはスコアを伸ばせず7アンダーのまま4位に後退。代わって首位に浮上したのは、この日8ストローク伸ばしたアレン・ドイルだった。

3アンダー8位タイからスタートしたドイルは、前半6つのバーディを量産し29ストロークで折り返すと、後半も2ストローク伸ばした。12番パー4だけは苦手のようで2日連続でボギーを奪っているが、それ以外は完璧なラウンドを続けている。首位に2打差の9アンダーには、ディフェンディングチャンピオンのボブ・ギルダーとジェームス・メイソンが並んでいる。ギルダーは昨年この大会で勝ったあとにも2勝し、今シーズンも4月に行われた「エメラルドコーストクラシック」で優勝を収めている。2打差をひっくり返し2年連続優勝を果たすか注目される。

さらに2打差の7アンダーには、初日首位のフライシャーを含め5人の選手が並んでいる。また現在絶好調のクレイグ・スタドラーが14位まで浮上してきた。初日2アンダー17位のスタドラーは、この日3バーディ、ノーボギーと少し伸び悩んではいるが確実にスコアを伸ばしている。爆発力もあるスタドラーだけに、最終日の巻き返しでファンを魅了してもらいたい。