「全米シニアオープン」上位陣インタビュー
2003年 全米シニアオープン選手権
期間:06/26〜06/29 場所:インバネスクラブ(オハイオ州)
シニアは頂く!?ワトソンが初日暫定ながら単独首位!
米国チャンピオンズツアー(米国シニア)第17戦「全米シニアオープン選手権」初日。吹き荒れる風雨により36名がプレーを終えることができずサスペンデッドとなった。そんな中、2週間前の全米オープンでも初日にトップに立ち話題を振りまいたトム・ワトソンが、シニアオープンでも初日から飛ばして単独首位に立っている。
この日バックナインからスタートしたワトソンは序盤から快調に飛ばし7バーディ、2ボギーで66をマークし2位に3打差をつけている。1973年からパートナーを組むキャディのブルース・エドワーズとの息もピッタリで、特にパットの調子が良く、3つのバーディは5メートル以上の長い距離を沈めてのものだった。
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2週前の全米オープンでも65を記録するなど絶好調。昨年はドン・プーリーにプレーオフで敗れる不覚を取ったが、不治の病ルー・ゲーリック病にかかるエドワーズのためにも今年はリベンジに燃えている。
そして昨年度優勝者ドン・プーリーは1オーバーの71とまずまずの滑り出し。プーリーは昨年末肩の手術をしたせいで今季は3試合にしか出場しておらず試合前には「結果は求めない」と話していたが、ボギーが1つだけという安定した内容に「今年で最高のラウンドとなった」とホッと一安心した。
気になる日本勢3名だが、午後スタートとなった青木功が3オーバーで28位タイ。前半からボギーが続く嫌な立ち上がりとなり、一時は4オーバーまでいったが13番パー5で初のバーディを奪い、その後1バーディ、1ボギーで持ちこたえた。海老原清治はドライバーがブレたせいでフェアウェイキープがままならず、2バーディ、6ボギー、2ダブルボギーで8オーバー90位タイ。そして昨年の全英シニアオープン覇者、須貝昇はアイアンのキレが悪くパーオンしたのはわずか4ホール。2バーディ、7ボギー、2ダブルボギーで9オーバーの107位タイと予選落ちの危機に瀕している。
明日は第1ラウンドの残りを米国東部時間午前7時45分(日本時間午後8時45分)に再開する予定となっている。