アメリカンエキスプレス選手権/上位陣にインタビュー
2003年 WGC アメリカンエキスプレス選手権
期間:10/02〜10/05 場所:キャピタルシティクラブ(ジョージア州)
S.ガルシア久々首位! タイガーは無難なスタート!!
WGC(世界ゴルフ選手権)のシーズン第3弾『WGC アメリカンエキスプレス選手権』が、ジョージア州ウッドストックにあるキャピタルシティクラブで開幕した。シーズンも終盤に入り、各ツアー賞金王を巡って熱い戦いが続いているが、今週はこの大会に世界中の強豪が集結。自国のツアーに賞金が加算されることもあり気合いが入っている。
初日首位に立ったのは、スペインのセルヒオ・ガルシア。大会前から各選手が「難しい」と言っていたコースで5バーディ、ノーボギーの好スコアをマークした。今シーズンのガルシアは、6月に行われた「ビュイッククラシック」で4位に入ったのが最高で、満足の行くシーズンとはいえなかった。11月には宮崎で行われる「ダンロップフェニックス」に2年連続での出場が決まっている。この大会での優勝を手土産に来日できるか楽しみだ。
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首位ガルシアに1打差の4アンダー2位には、ティム・ヘロンとロッコ・メディエイト。さらに1打差の4位には、ここ数試合好調を維持している韓国の崔京周とタイガー・ウッズが並んだ。
1ヵ月ぶりのツアー復帰、大会連覇、そして逆転賞金王への期待がかかるタイガー。昨年末に行ったヒザの手術のためスタートが遅れたが、2月の「ビュイックインビテーショナル」から立て続けに3勝し、7月のウェスタンオープンでも優勝している。しかし、メジャーを含め前回出場した「NECインビテーショナル」など大舞台では優勝を逃してきた。今週は新型ドライバーを手にし、気分も新たに戦いに臨んでいる。
上位選手は欧米ツアーでも調子の良い選手がずらりと並んでいるが、その中にインドのジョディ・ランダワが入っている。1アンダー8位タイ。昨年アジアンツアーで賞金王になり、日本ツアーに乗り込むと9月には「サントリーオープン」で優勝を収めた。今度は世界を舞台に活躍できるか注目だ。
そして、日本の伊沢利光も好スタートを切った。3番ホールから3連続バーディで飛び出したが、後半は1バーディ、4ボギー。徐々にスコアを落としイーブンパ-でホールアウトした。難しいコースということもあり、伊沢は13位タイと好位置につけることができた。
また、日本ツアーから参戦組みの手嶋多一は7オーバー68位。トッド・ハミルトンは8オーバーの71位と大きく出遅れてしまった。