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最終18番イーグルで逆転!谷口徹が大会連覇で今季2勝目

◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 最終日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇7119ヤード(パー71)

穏やかな秋晴れに包まれた最終ラウンド。7アンダーの3位タイから出た谷口徹が「66」をマークして通算12アンダーとし、5月の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」以来となる今季2勝目を大会連覇で飾った。

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3日目を終えて首位タイの藤田寛之ドンファンの背中を1打差から追った谷口は最終組のひとつ前の組でプレー。12番までに4つのバーディを重ね単独首位に立ったが、13番からの2連続ボギーで、その座を藤田に奪われた。それでも16番(パー5)をバーディとして再び藤田に1打差に迫って迎えた最終18番(パー5)で起死回生のイーグルを奪取。同ホールをパーとした藤田は単独2位に終わった。

通算10アンダーの3位タイには上井邦浩、小田龍一ドンファン(韓国)の3選手。宮里優作すし石垣が9アンダーの6位タイに続いた。

<執念のイーグル奪取!谷口徹「一番興奮した」>

ツアー通算19勝目を果たした谷口徹は「いつもはヘマすることなく、1打差でも逃げ切り優勝を果たす自信があるんですけど、今日は必死でしたね」と、ラウンド中の気持ちを振り返る。特に1打差で首位に立っていたのが、今季3勝の藤田寛之とあって「7つ伸ばせばなんとかなると思っていたんですよね」とスタート前の作戦を打ち明けた。

12番までに4つのバーディを奪ったが、13番は「風の計算が全然できなくて、ピンの手前でもいいと思ったら奥にこぼしてしまった」と、3打目のアプローチも3m残してボギーをたたく。さらに14番も2打目をグリーン左のラフに入れると、3打目はまたしても3mショート。2連続ボギーとしたときには「あとの4ホールは攻めのゴルフを決意しましたね」と話す。

16番パー5でバーディを奪った谷口は、最終18番パー5に入ると「1打差で藤田を追っている状況で、バーディしかないと思ったら、レイアップのはずが力んで左のラフに行ってしまいました」と肩を落とした。ところが、残り109ヤードの3打目、ピンの手前4mに着弾したボールはゆっくりと転がりカップに吸い込まれた。打った瞬間は逆光でボールを見失ったが、ギャラリーの歓声、そして同組のすし石垣が万歳をしたのを見てカップインしたことを知る。

その瞬間、両手両足を上げて5回ジャンプすると、同組のすしや宮里聖志とハイタッチしながらグリーンまで駆け足で上がってきた。「いままでの優勝では記憶にないほど興奮しました」。そのシーンを見ていた誰もが驚く劇的なチップインイーグル。その光景を遠目に見ていた最終組の藤田は「神様が谷口さんを選んだので仕方ないです。自分の台本に載っていないことが起きただけです」と、結果を冷静に受け入れるしかなかった。

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