石川遼のスイングをスーパースローで見る
2011年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント
期間:11/24〜11/27 場所:Kochi黒潮カントリークラブ(高知)
高山が今季2勝目に王手! 石川遼は15位に再浮上
◇国内男子◇カシオワールドオープンゴルフトーナメント3日目◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7,280ヤード(パー72)◇晴れ◇ギャラリー数:4738人
上位が揃ってスコアを伸ばし、僅差の首位争いが続いた3日目。その中で、単独首位からスタートした高山忠洋が通算11アンダーに伸ばしてその座を堅守。2位に1打差に詰め寄られながらも、開幕戦に続く今季2勝目に王手をかけた。
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通算10アンダーの単独2位に宮里優作、通算7アンダーの単独3位に小平智。通算6アンダーの4位タイに小田孔明と上井邦浩が続いている。24位タイからスタートした石川遼は6バーディ、3ボギーと3つ伸ばし、通算2アンダーの15位タイに浮上した。
<首位堅守!高山忠洋は今季2勝目なるか>
学生時代は野球でならした高山は「6回3失点くらいの内容」と3日目のラウンドを振り返った。3パットをたたいた2番(パー3)でボギーを先行させ、ショットの状態は良くないながらも我慢のプレーを展開。上がり2ホールを連続バーディで締めくくり、4バーディ、2ボギーの「70」をマークして単独首位の座を守った。開幕戦の「東建ホームメイトカップ」に続く今季2勝目に王手。最終日は「失点を怖がったら何もできない。やるべき事をきちんとやりたい」と戦況を見据えながら、勝負に出る。
<4位タイの小田孔明は5打差逆転を狙う>
2008、09年に同大会2連覇を達成した小田がトップに5打差で最終日を迎える。3アンダーの7位から出た3日目は、6番までバーディ無し。それでも後半の粘りで3ストローク伸ばし逆転圏内にこぎつけた。「最後に何とか持ちこたえた。諦めず必死にやります」。賞金ランクトップのベ・サンムンを逆転し、賞金王となるチャンスが残されているのは石川遼、谷口徹、近藤共弘、武藤俊憲、そして小田の5人だけ。初の栄冠には今週から2連勝が必要だが、奇跡は起こせるか。
<石川遼は逆転V、賞金王が厳しい位置に>
7番からの3連続バーディ、13番からの2連続バーディなど、中盤以降にスコアを伸ばした石川だったが「69」で前日から3ストローク伸ばすにとどまった。ショットでチャンスを作った15番以降は、惜しいパッティングが続いてバーディを逃し、ギャラリーからはため息の嵐。今大会で優勝を逃せば、2年ぶりの賞金王奪還の可能性は消える。それでも「とにかく集中してやるだけです」と、最終日の猛チャージを誓っていた。