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2011年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:02/24〜02/27 場所:タナ・メラCC(シンガポール)

最終日はK.ウェブが有村を追う!

米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」は26日(土)、第3ラウンドを行い有村智恵が通算11アンダーとして単独首位をキープ。単独2位のカリー・ウェブ(オーストラリア)は有村との差を1打縮めて最終日を迎える。

最終18番。5メートルのバーディパットを沈めたウェブは、大歓声の中でガッツポーズを作った。「(有村に)1打差で終われたのは幸運だと思う。智恵はいくつかパットを外していたし、私が最後にバーディを奪えたのは良かった」。一騎打ちの様相となる最終日に弾みをつけるパットだった。

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ウェブは2番で第2打をピン横1メートルにつけ、最初のバーディを奪取。さらに5番では7メートルを沈め、通算10アンダーとして有村に一時追いつく。しかし続く6番では3パットボギー。それでも9番ではパー5で2オンに成功しバーディを取り返す。前半から、有村に激しくプレッシャーをかけていった。

有村は、ウェブの最後のバーディに思わずグリーン上で拍手した。「時々自分がギャラリーになってしまう」と話す一方で、15、16番で1メートルのバーディチャンスを逃し「リズムが悪くなっていた。間の取り方などでミスしてしまった」と言った。「優勝争いは体が硬くなるし、疲れも出てくる」。徐々に重圧が大きくなっているのも事実。運命の最終日は、迫りくる名手との精神的な“距離感”をキープできるかにありそうだ。

ウェブが逆転優勝を飾れば2009年3月の「J GOLFフェニックスLPGAインターナショナル」以来。メジャー7勝のベテランは「1打差で終われたのは幸運だったけれど、コツコツやることと、我慢が必要なことは分かっている」と虎視眈々と逆転のチャンスをうかがっていく。

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