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流行に乗って!川村昌弘が太グリップで優勝争いを楽しむ

今季からツアーメンバーとして戦っている川村昌弘が、6月の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」(5位)以来の好位置で最終日を迎えることになった。「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」の3日目、通算7アンダー8位タイでスタートした川村は、6バーディ、1ボギーでラウンドし通算12アンダー、首位と2打差の3位タイに浮上してきた。

今大会はグリーン上で苦戦する選手が多い中、この日の川村は「やりやすかったです。10mぐらいのパットもありましたが、ほとんどカップ周りに止まってくれて『お先に』って感じでした」とパッティングが好調で楽にラウンドしていた。

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その理由を聞いていくと、どうやら今週の火曜日に換えたパターのグリップにあるようだ。最近男子女子問わずツアー会場でよく見る太いグリップを川村も今週から使用していた。「気分転換も兼ねて換えてみようと思ったんです。そしたら、うわさ通り変な力が入らないので方向性は良くなりました。さらにタッチも合っているので、自分でもびっくりです」と感想を話す。

今週はプロアマ戦が火曜日に行われたため、出場予定のない川村は月曜と火曜を休養に充てた。その月曜は母親の誕生日だったことで、プレゼントを買ったり家族で食事したりとのんびり過ごし、火曜日はパターのグリップ交換のためだけにコースに現れた。

そして練習ラウンドは水曜日の18ホール1回のみ。それでも「どこに落とすべきだとか、ここは刻むとか把握出来ましたし、グリーンもだいたい掴むことが出来ました。このコースはフェアウェイもグリーンも刈り高が一定で、自分に合っているコースだと思います」と、ラウンド前から好感触を掴んでいた。

「前回、宍戸で優勝争いができて、楽しかったし満喫しました。もう1、2回優勝争いがしたいと思っていたので、今回も結果にはこだわらずに大崩れしても、それが経験になる。狙って勝てるようなものでもないと思うので」と、気負わずに戦う覚悟だ。絶対優勝したい、とか勝ちにこだわりたいという言葉は川村の口から発せられることはない。何事にも欲を出さない川村はひょうひょうとプレーを続ける。(兵庫県三木市/本橋英治)

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2012年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン



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