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2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

R.ファウラー“ストップ・ザ・ヨーロピアン”なるか

イングランドのロイヤルセントジョージズGCで開催中の今季海外メジャー第3戦「全英オープン」は3日目を終えて通算アンダーパーの選手がトップのダレン・クラーク(北アイルランド)から6人という状況で最終日に突入する。その中にはこの第3ラウンドでベストスコアタイの「68」をマークしたリッキー・ファウラーも。米国期待の星がメジャーでのツアー初勝利を射程圏にとらえている。

この日、最も多くのギャラリーを引き連れたのはイーブンパーから発進したロリー・マキロイ(北アイルランド)とファウラーの組。学生時代から国を隔ててライバル関係にあった2人は予選から3日連続で同組ラウンドとなった。

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大きな注目を浴び続ける中、ファウラーは2番でティショットをバンカーに入れ、ボギーを先行。しかし5番で5メートルのバーディパットを沈めて取り返すと、後半に入って11番ボギー、13番バーディ。そして15番で6番アイアンでの第2打を3.5メートルにつけ、続く16番(パー3)ではティショットで再び6番アイアンを握り、ピンから6メートルに。これを沈めて2連続バーディとし、大歓声を呼びこんだ。

3日目は午前中から暴風雨が吹き荒れ、会場を訪れた往年の全英王者たちがパー70のコースを「今日はパー76だ」と評したほど。しかし「リンクスコースが大好きなんだ。ひとつのコースをプレーするのに、すごくたくさんの道がある。4日間同じようなルートをたどってプレーすることが無いんだから」と22歳。「最後まで楽しんでプレーする。初勝利がメジャーなら最高だ」と胸を躍らせる。「明日はオレンジで行くよ。全身かって?もちろん!」。母校オクラホマ州立大のカラーに身を染めたトレードマークのスタイルで最高の舞台を闊歩するつもりだ。

グレーム・マクドウェル(北アイルランド)が昨年の全米オープンを制してから、マキロイが衝撃的なプレーを見せた先月の全米オープンまで、4大メジャーは5大会連続で欧州ツアーを主戦場とする選手たちが優勝。米国ツアー、米国人選手のお株を奪っている。

しかし今大会、最終日を前に7位タイまでの12人中6人が米国勢。2位のダスティン・ジョンソン、7位タイのアンソニー・キムら若手もメジャー初優勝をかけて戦う。しかしその中でも、米国対欧州の対抗戦「ライダーカップ」が開催されない今年、マキロイが全米オープンを制した次に、今度はファウラーが欧州の“ホーム”全英で勝てば、話題にさらに火がつくはずだ。【イングランド・サンドウィッチ/桂川洋一】

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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