2010/09/24国内男子

【GDO EYE】感謝と重圧・・・推薦出場の細川和彦

「アジアパシフィック パナソニックオープン」第一ラウンドは、4人が4アンダーで首位に並ぶ混戦。その中の1人、細川和彦の「推薦をいただいたのが大きいです」という言葉に、首をかしげる方もいるだろう。 細川は、昨年の賞金ランキング71位。当然ながら今年のシード権は取得しており、今シーズンもこれまで全試合に出場している。その細川が、今大会は主催者による推薦枠で出場の権利を得た。他にも手嶋多一、上井邦浩、横田真一らツアーの常連たちが、推薦枠での出場となっている。 今大会は、日本ゴルフ協会とアジア太平洋ゴルフ連盟の共催。アジアンツアーの選手が大半を占めることで、通常のツアー競技とは出場資格が異なっている。...
2010/09/22国内男子

【GDO EYE】アジアンツアーから出場する、唯一の日本人

「アジアパシフィック パナソニックオープン」は、アジア太平洋ゴルフ連盟との共催競技。今大会にはアジアンツアーからも多数の選手が出場しており、獲得賞金は日本ツアー、アジアンツアーの両ツアーに加算される。 その中でただ1人、アジアンツアーのプレーヤーとして出場する日本人がいる。昨年の同ツアーに15試合出場。賞金ランキング13位に入り、今年のシード権を手にしている市原弘大だ。市原は、今年で同ツアー本格参戦3年目。昨年は日本のチャレンジツアーでも5位に入り、今年のレギュラーツアー出場権も獲得している。 2つのツアーを掛け持ちする市原にとっては、今大会は両ツアーの賞金を同時に加算できるチャンス。「難しい...
2010/09/11国内男子

【GDO EYE】W小田、“ガッツポーズ作戦”でリベンジ!

フォアサムで行われた「現代キャピタル 韓日プロゴルフ対抗戦」初日は、韓国チームに7ストロークの大差で完敗を喫した小田孔明と小田龍一のペア。フォアボールで行われた2日目は一転、相手に5ストロークをつけて圧倒し、初日のリベンジを果たした。 「初日にあれだけの大差で負けたから、取り返したかった。絶対にリベンジすると、心に決めていた」と孔明。昨日との違いは「2人ともパットが入っただけ。あとは気持ち」と話す言葉どおり、まさにリベンジへの気持ちの強さを前面に出し続けたという。 「とにかくバーディを獲ったらガッツポーズをかましてやろうぜ!」とは孔明の発案。相手にプレッシャーをかける意味合いを込めてだそうだが...
2010/09/10国内男子

【GDO EYE】池田、勝利に喜びズボンにボヤく

「現代キャピタル 韓日プロゴルフ対抗戦」初日。日本は3勝2敗と1ポイントを勝ち越す健闘を見せる中、4組目の池田勇太と片山晋呉のペアも勝利を奪う活躍を見せた。 スタートホールで池田が2打目をピン奥5メートルに乗せると、片山がこれを沈めてバーディ発進。お互いが声に出してラインを読み合うなど、序盤からチームワークの良さを発揮していた。最終的に13番からの3連続を含む6バーディを奪い、キム・ヒョンソン、カン・キョンナム組に3ストローク差をつける勝利。初日の勝ち越しに大きく貢献した。 今大会はチームで同じウェアで統一しているため、池田はトレードマークの3タックではなく、揃いの普通のズボンを着用。「数年ぶ...
2010/09/18国内男子

【GDO EYE】晋呉は絶賛!上井ちょっぴり恥ずかしいバーディフィニッシュ

国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」の3日目。最終18番のグリーンサイドにいると、突然何かが爆発したかと思うような「ドーン」という音が鳴り響いた。その正体は、上井邦浩が放った2打目がギャラリースタンドのした一面に張り巡らされた、大会ロゴ入りのボードにダイレクトに当たった音だった。 ボールは勢い良く跳ね返り、グリーン方向に転がると、ピンの横をすり抜けて、カップまで4mのカラーで止まった。ギャラリーからは「あらら、寄るわよ」という声が上がり、打った上井はちょっぴり照れくさそうに歓声に応えるために右手を上げた。 そして、3打目をパターで打った上井がカップインさせバーディを奪うと、背後に...
2010/10/01国内男子

【GDO EYE】武藤俊憲「まだ慣れないんです・・・」

国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の予選2日間、大会連覇を狙う石川遼と同組でラウンドした2008年チャンピオンの武藤俊憲。初日は2オーバーの39位タイと少し出遅れてしまったが、2日目はスコアを3つ伸ばして通算1アンダーの16位タイに浮上してきた。 2006年からシード権を保持している武藤は、08年に10位、そして昨年も19位と年間を通じたランキングで上位に入っているが、今季は現時点で107位と低迷。今季は15試合を終えて、予選を通過したのが6試合しかないのだ。 その理由を聞くと、どうやら今年から溝の規制で新しく使用しているアイアンで苦戦しているようだ。「ウッド系は問題ないんですよ。で...
2011/04/21国内男子

【GDOEYE】松山英樹がマスターズで残したモノ

国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」が21日(木)、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで開幕。上位陣がスコアを伸ばすバーディ合戦の第1ラウンドで、アマチュアの浅地洋佑が「68」でまわり3アンダーの22位タイと好スタートを切った。 出だしの10番で第2打をピン横1.5メートルにつけてバーディ発進した浅地は、12番では2メートルを沈め、バーディ先行でラウンド。アイアンの調子はもう一つだったが「今日はティショットが良かった」と少ないチャンスを確実にものにし、今大会出場しているアマチュア4選手の中で、ベストスコアをマークした。 現在、杉並学院高3年生の17歳は2週前の「マスタ...
2011/04/24国内男子

【GDOEYE】もっと聞きたかったスーパールーキーの“声”

兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで行われた「つるやオープンゴルフトーナメント」。近藤共弘の優勝で幕を閉じた国内男子ツアー第2戦で、日本ツアー1年目の黄重坤(ハン・ジュンゴン)が通算10アンダーの15位タイに入る活躍を見せた。 黒縁メガネにキャップ姿の黄は、韓国出身の18歳。2009年に母国のプロテストをトップで突破した若手のホープだ。プロ1年目の昨季は韓国ツアーでシードを取ることができず、「レベルアップを目指して」年末の日本ツアーのQTを5位で通過。今季前半戦のほとんどの試合の出場権を獲得している。 精度の高いアイアンショットで初日トップタイに立ち、2日目は後退したものの単独3位で決勝...
2011/05/01国内男子

【GDO EYE】B.ジョーンズ、奇抜なコーディネイトが奏功?

「中日クラウンズ」2日目、「66」の好スコアをマークして2位に浮上したブレンダン・ジョーンズだったが、プレー以上に目を引いたのがシャツもパンツも真っ赤のゴルフウェア。ギャラリーは、その派手な選手を遠目に見つけると、「誰だ、あいつ?」といぶかしみ、外国人選手と分かると、妙に納得したように微笑を浮かべる。 ホールアウト後、記者がそのウェアを選んだ理由を問うと、聞き手の心を見透かすかのように「理由?そんなのないよ。まぁ、明日はもっと良くなるよ」と、プライドを傷付けられたかのように少し上気して話す。言葉の裏を読む日本人のような反応が、滞在歴の長いブレンダンらしかった。 3月の震災後、当然日本の置かれ...
2011/05/18国内男子

【GDO EYE】AKB48がゴルフ界デビュー!!

国内男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」のプロアマ戦が、大会前日の18日(水)に会場となるグランディ浜名湖GCで開催された。アマチュア部門では、ゴルフが趣味ということで有名な著名人も多く含まれていたが、その中に若干16歳の少女が入っていた。 その少女とは、AKB48のメンバー山内鈴蘭だ。「AKBメンバーでゴルフをするのが私一人で、今回初めてお誘いを頂き出場することにしました」と話す。人気アイドルがゴルフウェアをまとい、クラブハウス前に現れた時は、まだ始めたばかりなのかと思いきや、スイングは本格的で周囲がざわつくほどだった。 この日一緒にラウンドした倉本昌弘も「凄く飛ぶし上手いね」と目を細める。...
2011/05/12日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

【GDOEYE】アジアンツアー最年少賞金王が好発進

兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部で開幕した今季の国内メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」初日。韓国出身の19歳、ノ・スンヨルが首位に1打差の3位タイと好スタートを切った。 出だしから飛ばしたスンヨルは、インで4バーディを奪取。後半7番までに5つスコアを伸ばして一時はトップタイに立った。8番(パー3)で4番アイアンでのティショットを右の池に入れ、ダブルボギーとしたものの、続く最終9番をバーディで締めくくり、メジャーの優勝戦線を引っ張っていきそうな勢いだ。 石川遼と同じ1991年生まれのスンヨルは、今月29日に20歳になるアジアが誇るホープ。昨年はアジア、欧州ツアーの共催大...
2011/05/21国内男子

【GDO EYE】池田勇太「全米OP」は実力で掴む!

国内男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」の3日目、6アンダー23位タイからスタートした池田勇太が、5ストローク伸ばして通算11アンダーの7位タイに浮上してきた。4番でイーグルを奪うなど、バーディも5つ奪った池田だが、ボギーを2つ叩いたこともあり「普通かな、良くも悪くもない」と浮かない表情でホールアウトした。 4番のイーグルについても「あれは、たまたま真っ直ぐに行っただけだよ。自分が良いスイングをしても真っ直ぐ行かないときもあるし、結果次第だよ」と、池田の得意とするショットが不安定なことでスコアよりも満足感は低い。 しかしビッグスコアも出る大会だけに、首位と5打差だが諦めたわけではない。「俺はそ...
2011/02/23米国男子

【GDO EYE】遼の対戦相手は病み上がり!?

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の一回戦で、石川遼と対戦するチャール・シュワルツェル(南アフリカ)は、現在世界ランキング25位で、39位の石川よりも格上。そのシュワルツェルは、石川という選手をどう見ているのだろうか。 「あー石川ね、知っているよ。まだ若いのに注目を集めているし、いい選手だよね。実際にプレーを見たことはないけど、ドライバーショットは良いらしいね」と、石川が日本ツアーで「58」という世界最少スコアで優勝したことや、日本ツアーで賞金王になったことなどニュースで知っているという。 「彼はドライバーショットで飛ばすだろうけど、自分は飛ばす選手ではないんだ。シャフトを少し短くして...
2011/02/17米国男子

【GDO EYE】石川遼のキャディが米兵にチェンジ!?

米国男子(PGA)ツアー「ノーザントラストオープン」大会前日のプロアマ戦で、10番ティグラウンドにゴルフ場には珍しい迷彩色のビブスを着用した集団を発見した。背中には「MILITARY CADDY(ミリタリーキャディ)」と書かれていた。揃って体格の良い短髪の男たちなので、確認すると、やはり彼らは米軍兵だという。 PGAツアーでは、年に数回米軍兵をプロアマなどのイベントに招待し、プロゴルファーを含めた一般人との交流を深めるはからいをしている。時にはチャリティイベントを実施し、昨年1年間で総額2億円ほどの寄付を集ったという。その寄付金は、戦争で負傷した兵士や遺族などへ贈られる。 今大会では、10番...
2011/02/16米国男子

【GDO EYE】今田竜二の大好きな火曜日

米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」の指定練習日となる火曜日に、今田竜二は1番ティグラウンドから練習ラウンドをスタートした。一緒にラウンドするのは、メジャーチャンピオンでツアー34勝のビジェイ・シン(フィジー)、ツアー2勝のチャーリー・ホフマン、そしてツアー未勝利のジェイソン・ダフナーの3人。 練習ラウンドでは気の合う仲間とラウンドする選手や、1人きりでラウンドする選手などさまざまだが、今田はこの4人でラウンドすることが多い。そして、この練習ラウンドの時にド派手なガッツポーズを見せることもある。 今季は同時に揃うことがなく、開幕から7戦目にして初めて4人でラウンドすることが可能になった。...
2011/02/26米国男子

【GDO EYE】天候先読み!主催者の早めの決断

WGCアクセンチュアマッチプレー選手権は、昨年まで土曜日に準々決勝と準決勝が行われ、日曜日の最終日に決勝戦(36ホールマッチ)が行われていた。ところが、今年から土曜日に準々決勝を行い、日曜日に準決勝と決勝戦(18ホールマッチ)を行うことになった。 1999年に始まったこの大会は、今年で13回目の開催を迎えた。そして過去12回は全て決勝戦を36ホールマッチで行われてきた。ところが、ほとんどの試合が最初の18ホールでリードした選手が勝っていること、さらにギャラリーには観戦時間が長く、テレビの視聴率なども考慮し、今年から18ホールで争うことになったとPGA関係者は言う。 このように、新たなスケジュー...
2010/11/19国内男子

【GDO EYE】深堀圭一郎、残るチャンスはあと1試合!

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の初日に4オーバーを叩き58位となっていた深堀圭一郎が、2日目は1オーバーで踏ん張ったが、1打足りずに通算5オーバーで予選落ちとなった。 今季、JGTO(日本ゴルフツアー機構)の選手会長を務める深堀は、左足の人差し指の付け根にできた軟骨の痛み「足底筋膜炎」と戦いながらツアー参戦を続けてきた。しかし、これまで23試合に出場し予選通過僅かに8回、賞金ランキングでは76位となっている。 今季も残りこの大会と次週の「カシオワールドオープン」で賞金シード権が確定する。深堀は1992年のプロ転向後、96年から08年までシード権を守り続けてきた。しかし、昨...
2010/11/12国内男子

【GDO EYE】今田竜二、母国ツアー初優勝なるか!?

2週前に中国・ハイナン島で開催された「スタートロフィー」で26打罰という異例のペナルティを頂戴した今田竜二だが、事はそれだけでは終わらなかった。 大会が終わった日曜夜に突如襲ってきたのは食中毒。「向こうでは焼き飯、焼きそば、パンくらいしか食っていない」と首をひねるが、先週1週間はその影響で何も食べられなかったという。今週火曜日になって「初めて3食食べました」と、折角の祖国滞在ながら食事を楽しむ余裕すらなく、今大会を迎えている。 今週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」には3年連続4度目の出場。過去の成績は、06年が24位タイ、08年は7位タイ、09年は10位タイと今田本来の力からすると物足り...
2010/11/18国内男子

【GDO EYE】池田勇太、逆転賞金王は自分次第!

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の初日に、首位と1打差の4アンダー2位タイと好スタートを切った池田勇太。この日はドライバーショットが少しブレていたが、アイアンショットが冴えてパッティングも決まり、4バーディ、ノーボギーでホールアウトした。 現在賞金ランキングで4位につける池田だが、首位のキム・キョンテとは約6,200万円の差となっている。今週を含め今季も残り3試合となっているが、その3試合は全て優勝賞金が4,000万円と高額だ。したがって、この3戦のうち2勝でも果たすことができれば、池田が逆転で賞金王になる可能性も十分にある。過去には2000年に片山晋呉が、この大会から4戦...
2010/10/13日本オープンゴルフ選手権競技

【GDO EYE】1940人のカメラマンが遼を追う!

国内男子の「日本オープンゴルフ選手権競技」は、14日(木)に開幕。その前日の指定練習日には、一般のギャラリーも入場料さえ払えば会場に入ることが出来る。さらに、この日は試合ではないので、自前のカメラを持ち込んでOK。となれば、ギャラリーの大半は石川遼の写真を撮ろうと、必死なって9ホールの練習ラウンドを追いかけた。 この日来場したギャラリーは1940人。そのほとんどの方がデジタルカメラ、デジタルムービー、もしくは携帯電話のカメラで撮影しまくっていた。私たちが使用しているカメラと同等か、それ以上のカメラを持ち込む方もいた。 「カシャッ」というシャッター音が耳に入ると、普段は注意したりしているため、...