2018/03/02ツアーギアトレンド

女王を射止めるのは?鈴木愛は複数社のシューズをテスト中

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 2日目 (2日)◇琉球GC(沖縄県)◇6558yd(パー72) 7位からスタートした2日目に「66」をマークし、通算8アンダーの単独首位で4日間大会を折り返した鈴木愛。シーズン開幕戦から女王の貫禄を漂わせるプレーが続くが、実はその“足場”をいまも固め切れずにいる。今年から契約フリーになったゴルフシューズを選定中で、今週の開幕前には「決めるまでに、あと1カ月くらいかかるかもしれない」とテストを重ねている状況だ。 昨年まで契約していたフットジョイから離れ、今週はアシックスとナイキを履き比べている。月曜日から水曜日までの開幕前にナイキとアシックスを交互に履き、...
2018/11/12ツアーギアトレンド

オデッセイ新作「トゥーロン パター」6モデルが国内ツアー初登場

国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の練習日、キャロウェイゴルフが14日(水)に発表を予定している新展開のパター「オデッセイ トゥーロン」シリーズの新作6モデルが初めて公開された。 今回、太平洋クラブ御殿場コースに持ち込まれたのは、アトランタ、ラスベガス、ポートランド、サンディエゴ、サンフランシスコ、オースティンと、サンフランシスコのプロトタイプ(SFOプロト)、サンディエゴのプロトタイプ(SANプロト)の計8種類。米国からオデッセイの開発責任者であるオースティ・ローリンソン氏も来日して、実際に新作パターを手に取った選手たちから直接フィードバックをもらっていた。 同シリーズのヘッ...
2018/04/18ツアーギアトレンド

“ドラコン界”の有名シャフト ツアープロも愛用中

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 今年からテーラーメイドと1Wの使用契約を結んだキム・ヒョンソン(韓国)が『M4 ドライバー』に挿す深紅のシャフトは、大阪府豊中市にあるゴルフ用品専門店Reve(レーヴ)が展開する『レイヴァー・アーマード・レディ 70』。ツアーではまだ馴染みが薄いが、1Wの飛距離を競うドライビングコンテスト(通称ドラコン)のフィールドでは名の知れた有力メーカーだ。 担当者によると、このシャフトは元世界ロングドライブランキング1位のモーリス・アレンが使用するほか、女子選手のフィリス・メティは2017年に世界最長...
2018/04/15ツアーギアトレンド

発売前のキャビティアイアンで勝負 『ミズノプロ』の手嶋多一

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目(13日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) ミズノ契約の手嶋多一は今週の国内開幕戦から、アイアンを『ミズノプロ』シリーズのキャビディタイプのプロトモデルに切り替えた。これまではマッスルバックの『ミズノプロ118』を使っていた。 同シリーズは昨夏に展開をスタートしたカスタム専用オーダーモデルで、手嶋が使うプロトモデルは今秋に発売予定だ。ミズノの担当者によると、ヘッドにチタンやタングステンなどの異素材を組み入れていない軟鉄鍛造モデルで、「打感と打ちやすさ、コントロール性を兼ね備え、シリーズの中でもバランスがいいアイアン」...
2018/02/28ツアーギアトレンド

やさしい『ビジール』を投入 イ・ボミの開幕セッティング

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前情報(27日)◇琉球GC(沖縄県)◇6558yd(パー72) 本間ゴルフ契約の看板プロであるイ・ボミは、やさしさを求めるゴルファーに向けた同社のブランド『Be ZEAL(ビジール)』のクラブを2018年シーズンに投入する。「ダイキンオーキッドレディス」では、開幕2日前の練習日に1Wとユーティリティを入れてラウンドをこなした。 輝かしい実績をともにしてきた、よりハードモデルの『ツアーワールド』ブランドからの転向。オフシーズンの試打で好感触を得て、本格的な切り替えを進めてきたという。 1Wは最新モデルの『ビジール 535 ドライバーを使用。従来モデルと比...
2018/04/10ツアーギアトレンド

石川遼の足元 地区大会連勝のシューズで国内ツアー初戦へ

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前情報◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 6季ぶりに日本を主戦場にする石川遼が、12日から開幕するツアー国内初戦に最新シューズを履いて乗り込む。キャロウェイアパレルが展開する今年2月発売の『TOURPRECISION BOA 18 』(ツアープレシジョン ボア エイティーン)で、紐ではなく幅広のストラップで足の甲全体を包み込むように締める「ラップフィットシステム」が特徴的だ。 石川は昨年のアメリカ滞在中からテストを重ね、実戦では前週の「千葉オープン」で初投入。同じく着用した「岐阜オープン」まで2連勝を飾るなど結果を残してお...
2018/04/11ツアーギアトレンド

ウッズ使用『TENSEI』シャフトを国内ツアーで発見

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前情報(9日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 三菱ケミカルが海外で展開するウッド用シャフト『TENSEI』をツアー国内開幕戦で発見。米国ツアーに本格復帰したタイガー・ウッズが装着するほか、多くの海外選手が使用することでその名を広めている注目シャフトだ。 現時点でツアー選手への配布を含めて国内展開の予定はないが、選手からの熱烈なリクエストに応えて担当者が会場に持参したもの。ツアーでの投入は未定だという。 同シャフトは特性別にホワイト、ブルー、レッド、オレンジの4タイプが用意されており、今回撮影したのは重さ70g台の『TE...
2018/04/10ツアーギアトレンド

「マスターズ」覇者の1W 国内男子プロの使用状況は

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前情報(9日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 海外メジャーの今季初戦「マスターズ」を制したのは、今年からクラブ契約フリーになった27歳のパトリック・リード。複数メーカーのクラブが混在するセッティングのうち、1Wはピンの「G400 LSテック ドライバー」を使用する。日本の男子ツアーでも、同じく契約フリーで昨季賞金王の宮里優作が使うほか、契約プロの多くが手にする人気モデルだ。 3種類がラインアップされたG400シリーズの低スピンモデルで、男子契約プロでは昨季のドライビングディスタンス1位のチャン・キム、同4位で日本人トッ...
2018/04/10ツアーギアトレンド

岩田寛はイ・ボミと同じ『ビジール』1Wを投入

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前情報(10日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 本間ゴルフと契約する岩田寛が、ツアー国内開幕戦で同社のアベレージブランドである『Be ZEAL(ビジール)』の1Wを投入する。昨季まで使用していたハードモデルの『ツアーワールド』ブランドからの切り替えとなる。 使用する1Wは、女子ツアーの今季開幕戦で手にした女子ゴルフのイ・ボミ(韓国)と同じ『ビジール 535 ドライバー』で、ロフト角は10.5度。担当者によると、低スピンの弾道を好む岩田にとって、以前まで使用していた『TW717 455 ドライバー』と比べて、抑えられた最...
2018/04/12ツアーギアトレンド

ミントブルーの女性向け 下部ツアー賞金王のパター

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(12日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 昨季の男子下部ツアー賞金王に輝き、2018年はフルシーズンを戦う28歳の大槻智春が手にするのは、鮮やかなミントブルーのパター。契約するピンが展開するレディース向けの『G・Le オスロ パター』で、今年から実戦に投入している。 大槻がパターを選ぶポイントのひとつが、「色付きだと、大きく見えて安心感がある」というヘッドのカラーリングだ。昨年までは、ヘッドがレッドに彩られたテーラーメイドの『スパイダー ツアー レッド』を使用。今年から契約するピンゴルフには「色付きがレディースのもの...
2018/11/15ツアーギアトレンド

イ・ボミも使うZ-STARボールの“すべらない新作”を発見

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前情報(14日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71) 住友ゴム工業主催の大会で、ダンロップのボール「スリクソンZ-STAR」、「スリクソンZ-STAR XV」の新作がお目見えした。発売予定の来年初旬は2年に1回のリニューアル時期。すでに稲森佑貴がこのボールを使用して10月の「日本オープンゴルフ選手権競技」で優勝した。 今回もツアープロからのフィードバックをもとに作成。詳細の発表は11月末とされているが、見た目には商品名の両脇に入ったサイドロゴにわずかな変化があった。手で触ると、前作に比べて粘り気があり、“滑らない”感...
2021/07/23ツアーギアトレンド

新ドライバーに好感触 勝みなみ「強い球が打ちたかった」

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目(23日)◇滝のCC(北海道)◇6578yd(パー72) 新ドライバーに手応えだ。勝みなみが4週前の「資生堂レディス」から投入しているダンロップ スリクソン ZX7 ドライバーについて「馴染んできました」と話した。 「アゲンスト(向かい風)に前のドライバーは弱かったが、そこをどうにか強い球が打ちたかった。アゲンストで打つと10ydぐらい違った」 ドライビングディスタンスの計測は行われていない今大会だが、「飛距離も出ていて、ロングホールも2オンを狙えた。3打目が楽だったりするホールもたくさんあった。ロングでバーディを取れるとスコアも伸ばしやすく...
2021/06/10ツアーギアトレンド

渡邉彩香が実戦投入 発表前のブリヂストン新ドライバーを発見

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日(10日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6517yd(パー72) 渡邉彩香が大会初日、契約を結ぶブリヂストンの未発売モデル「B1 B-Limited ドライバー」を実戦投入した。今秋発売予定の新シリーズとみられ、渡邉が使用したモデルを含めて3パターンのヘッドを確認。それぞれ「B1」、「B1 B-Limited」、「B2」の文字が刻印されていた。 2020年開幕戦「アース・モンダミンカップ」で5年ぶりの復活優勝を飾った後も、オレンジクラウンの「J015」を使い続けていた渡邉。長らく愛用していたエースからの変更とあって、新たな相棒...
2019/03/09ツアーギアトレンド

再起をかける原江里菜 クロー専用グリップに好感触

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 2日目(8日)◇琉球GC(沖縄県)◇6514yd(パー72) 右手の甲を正面に向けて、グリップの右側から添えるように固定するクローグリップ。主にパットが不振の選手が試みることが多い変則的な握りだが、昨秋から切り替えた原江里菜が心強いアイテムを入手した。米スーパーストローク社のグリップ『トラクション クロー2.0』で、クローグリップ専用に開発された。 側面から見ると先端よりもシャフト側が細めに設計されており、右手を添える部分はやや長方形のような形状。メーカーサイトによると、右手の接地面積が広がることで固定感が高まり、ストロークの再現性を高めるという。「右手...
2018/05/25ツアーギアトレンド

アプローチ巧者の武尾咲希 何年経っても手放せないウェッジ

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 初日(25日)◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6569yd(パー72) 所属先のゴルフ5が昨季いっぱいでツアーサポートから撤退し、今季からクラブ契約フリーでプレーしている23歳の武尾咲希。14本のクラブは12試合を終えて3月の開幕戦から大きく変わっており、これまでの試行錯誤ぶりがうかがえる。「去年よりもすべてのスタッツが落ちている」というのは、クラブが固定できていないことも原因のようだ。 中でも昨季3位だった持ち味のリカバリー率(グリーンを外したときにパーより良いスコアであがる確率)が大きく低下(42位)しているが、これは「ドライバーを林に曲げたりすることが...
2024/06/05ツアーギアトレンド

グラファイト、藤倉、三菱ケミカルの新作シャフトがバッチバチの戦い

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 4日(事前)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7430yd(パー71) 梅雨入り前のこの時期、ツアーでお決まりの風物詩がある。大手シャフトメーカーの次期モデルのツアーシーディング(選手によるテスト)が始まるのだ。国内メジャー週に合わせ、グラファイトデザイン、藤倉コンポジット、三菱ケミカルと各社がこの秋発売の新作モデルを男子ツアーでお披露目した。 各社ツアー担当者はかん口令を敷かれているようで、詳しく聞こうにもその正式名称すら教えてもらえない。ラベルから推測するに、グラファイトデザインは「ツアーAD GC」、三菱ケミカルは「ディアマナ...
2024/07/17ツアーギアトレンド

藤田寛之が55歳で選んだ最新14本 シャフトはディアマナ新作「BB」

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)、7045yd(パー71) 「全米シニアオープン」で優勝争いを演じ、健在ぶりをアピールした藤田寛之。今季3試合目となったレギュラーツアーの現場で、最新クラブセッティングをチェックした。 「年齢に合わせて、少しずつアレンジを加えています」という14本。シニアツアーを主戦場にしている今、大きく変わったのは短い番手が厚くなったこと。ロフトが2度立った「RMX VD/M」アイアン(7Iで31度)を入れたことで、PWとウェッジの間にロフトの開きが出た。50度のウェッジを新たに投入し、50、54度...
2022/06/23ツアーギアトレンド

日本発のアイデア満載 キャロウェイの新作ウェッジがツアーでお披露目

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 事前(22日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72) キャロウェイのウェッジ「JAWS」シリーズの最新作「JAWS RAW」が、今週の日本男子ツアーの会場でお披露目された。「RAW」の“生”という意味から、『生溝』でよりスピンが掛かるという機能を表現した。 キャロウェイの担当者によると、当初は日本モデルとして発売されたが、ジョン・ラーム(スペイン)が使用したことで人気に火がついて世界中での発売に至った「JAWS FORGED」の形状を踏襲した。 2019年発売の「JAWS」から大きく変わったのは、リーディングエ...
2021/10/14ツアーギアトレンド

クラウンに前代未聞の「出っ張り」 ゼクシオ?の新ドライバーが女子ツアー会場にお目見え

◇国内女子◇富士通レディース 事前(14日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72) 住友ゴム工業(ダンロップ)が展開する「ゼクシオ(XXIO)」シリーズの最新作と思われるドライバーが国内女子ツアーの現場にお目見えした。 大会開幕前日の14日、練習場で試打していたのは同社と用具契約を結ぶ青木瀬令奈。弾道計測器を確認しながら、何度も振り抜いていた。 ソールには大きく「X」のロゴが刻印されており、2019年に発売された「ゼクシオ エックス」の後継モデルと予測される。 写真では少々分かりづらいが、特徴的なのはクラウン(ヘッドの上部)にある「出っ張り」の部分。これまでのゴル...
2024/05/07ツアーギアトレンド

名手・片岡尚之が使う生産終了パター スペアは仲間がメルカリで

開幕3戦目「中日クラウンズ」で惜敗の2位に終わった片岡尚之はツアー屈指のパットの名手だ。プロ初年度で初優勝を飾った2020―21年シーズンの平均パット部門で1位。直近2年はいずれも2位と高いレベルをキープしている。 愛用パターはオデッセイの「ホワイトホット 2ボールブレード」。発売は2003年。約20年のあいだにホワイトホットインサートも、2ボール型も、進化系が多数リリースされたが、いまだにこの初代を手放す様子がない。 “浮気”をしたのは昨年の2試合だけ。「あまり良くなかった時期に、練習中に桂川有人に借りたのを(オデッセイに)お願いして使ってみました。でも2試合使って『もうイイかな』って」。2...