2022/10/25進藤大典ヤーデージブック

秋を制する者は年間レースを制す? マキロイが4度目戴冠へ好スタート

昨季の年間王者ロリー・マキロイ(北アイルランド)が2022-23年シーズン初戦となった「ザ・CJカップ」を制しました。前シーズン6月の「RBCカナディアンオープン」に続く今年2度目の大会連覇達成で9度目の世界ランキング1位にも返り咲きました。 首位スタートから3つ伸ばして一気に逃げ切るかと思われた直後、8番で3パットボギー。さらに11番では、フェードボールを打ちにいった1Wショットで逆球が出て左の林に飛び込む大ピンチを迎えました。 グリーン方向が空いており、ツキには恵まれた形でしたが、ウェイストエリアの沈んだライから200ydを残すタフなショットです。それでも7Iで見事にグリーンをとらえた一打...
2020/02/13進藤大典ヤーデージブック

ウッズの原点リビエラ 真ん中バンカーの6番グリーンは“傾斜地獄”

リビエラCC 6番パー3 (199yd) 以前、ダスティン・ジョンソンに「世界で一番好きなコースはどこ?」と聞いたことがあります。彼が名前を挙げたのが、今週「ジェネシス招待」が行われるリビエラCC。3年前に優勝して初めて世界ランキング1位となった地でもあり、ひときわ思い入れも深いのでしょう。1926年に設立された米国屈指の名門コース。2028年ロサンゼルス五輪でゴルフ競技が実施されれば、その舞台となる予定でもあります。 トピックは、大会が今年からタイガー・ウッズの招待試合として開催されること。タイガーにとっては、アマチュアだった1992年に16歳でPGAツアーデビューを果たした“原点”です。3...
2023/04/03進藤大典ヤーデージブック

オーガスタで見た馬場咲希の恐るべきポテンシャル

◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア 最終日(1日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇6310yd(パー72) 久しぶりのキャディ“復帰”ですごいプレーを見せてもらいました。「オーガスタナショナル女子アマチュア」でバッグを担いだ馬場咲希選手(東京・代々木高)が5位フィニッシュ。「マスターズ」直前のオーガスタナショナルGCで行われた最終ラウンドをベストスコアに並ぶ「70」で回りました。 オーガスタ近郊のチャンピオンズリトリートで行われた予選ラウンド36ホールはショットの不調に苦しんでいました。悪いときほど成功体験で上書きしようとムキになり、さらに調子を崩していく選手も少...
2023/05/02進藤大典ヤーデージブック

初タッグ蝉川泰果の驚異的な“嗅覚” 目の前で見た大親友・岩田寛V

「中日クラウンズ」で久しぶりに男子ツアーのキャディを務めました。国内男子は2018年「ダンロップフェニックス」、和合も10年前の13年以来ですから、時の流れを実感しますね。バッグを担いでロープの中を歩くのは懐かしさと同時に刺激にあふれていて、選手と一緒に応援してもらえるこの仕事の素晴らしさを改めて実感しました。 本当に久々だったので、書きたいこと、伝えたいことが山ほどあります(笑)。まずは予選ラウンドで一緒に回った石川遼選手について。いまもプレー映像はチェックしていますが、“対戦相手”として見たのは松山英樹選手と予選同組だった18年のフェニックスが最後だったと記憶しています。 印象としてゴルフ...
2023/07/25進藤大典ヤーデージブック

5年ぶり海外メジャー 蝉川泰果の収穫と松山英樹のすごさ

海外メジャーでバッグを担ぐのは2018年「全米オープン」以来、5年ぶりでした。チャレンジ精神をかき立てるようなハードセッティング、ギャラリーの数と熱気。その中で味わうのは楽しさや興奮といったポジティブなものばかりではありません。忍耐の時間は長く、ふとした瞬間に反省や後悔が湧き上がってくることもあります。ひとつの試合で、これだけいろいろなことを感じさせてくれる舞台は、メジャーをおいて他にないでしょう。 今回の全英オープン開催コースは2006、14年大会に続くロイヤルリバプールで、少しだけティイングエリアの位置をずらすことでバンカーを絶妙なポジションに配置する“味付け”が施されていました。新設され...
2023/08/18ニコン特集

愛用8年 久保谷健一がレーザー距離計で覗いたゴルフの変化

では詳細なヤーデージブックが使用されるが「ボールと残り距離の目印になるポイント、そしてグリーンが一直線上にあれば、かなり正確に測れると思います。ですが、そうでなければアバウトです。林の中の巣箱を基準に
2014/07/09佐渡充高のPGA選手名鑑

<佐渡充高の選手名鑑 126>ジャスティン・ローズ

有給でアドバイザーに要請し、芝や天候などヤーデージブックからでは知り得ない、ありとあらゆる知識を得た。特にレジェンドたちの独特のコースマネージメントを聞いた時には胸が熱くなり、自身のプレーに夢が広がり
2013/04/07マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のマスターズレポート2013<2>】

れていたので、明日は1回お休みを入れるみたい。回れば回るほど頭中がグチャグチャになっていくコースなので、ここでリセットするのも良い方法かもしれませんね。自分も明日はゆっくりヤーデージブックでも見ながら、藤田さんがどのようにしてオーガスタを攻略して行けばいいのかを考えようと思います。
2023/04/30国内女子

8年ぶりのタッグ結成 コーチが明かす穴井詩への指導と成長

ボギーではバタバタしなくなった。ショットを打つ前はボールとかヤーデージブックばかりを見ないで、周りを見るように」と語る。メジャー獲りを見据えたメンタル改造が、1カ月前の「ヤマハレディース葛城」での4年ぶり
2015/06/03佐渡充高のPGA選手名鑑

<選手名鑑160>松山英樹

な話題を吐露するなど、後味の悪い結末は珍しくなく、夢ではなくお金のために我慢していた?と感じることもあった。 キャディも心技体の総合力が要求される。コースを学び、ヤーデージブックの白紙部分を読み解く力
2014/07/23佐渡充高のPGA選手名鑑

<佐渡充高の選手名鑑 127>ブライアン・ハーマン

。「ティショットを最後に打ち終わった選手が歩き出してから、ゆっくりと歩きはじめよう。イライラしてきたら水を飲むこと。途中でトイレに行ったり、ヤーデージブックをじっくり読み込むなど、時間稼ぎしよう」だった。かつて