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8年ぶりのタッグ結成 コーチが明かす穴井詩への指導と成長

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(30日)◇浜野GC(千葉)◇6656yd(パー72)

2014年11月。シーズン最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」でテレサ・ルー(台湾)にプレーオフで敗れてツアー初優勝を逃した穴井詩は、研修生のアマチュア時代から長年師事していた石井雄二コーチの元を“卒業”。一人で再出発する道を選んだ。

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16年の9月「ゴルフ5レディス」で初優勝を遂げると、17、19年に1勝ずつと順調に勝利を重ねていった。しかし、19年の8月「NEC軽井沢72」での3勝目を最後に、頂点から遠ざかる日々が長く続いた。

目標であるシーズン複数回優勝、そして念願の国内メジャータイトル奪取へ。22年シーズンの終了後、穴井は再び石井コーチの元を訪れた。「アマチュアの時からの付き合いなので、ちょっとした悩みとかは聞いてはいたんですけど…。去年にツアーで戦えていないことを痛感したらしい。本人から『また勝ちたい。メジャーも獲りたいから、また見てほしい』ということだったから」と石井氏。実に8年ぶりにタッグを再結成した。

目標達成へ石井氏がまず着手したのは、穴井のメンタルコントロールだった。「昔から気持ちが入るとテンションが上がって振りに行っちゃう癖があったので、それを出さないように。あと年齢が年齢(35)なので、できるだけ一回のショットで使う集中力を必要最小限に抑えて終盤まで気持ちを持たせる、ということをテーマにやっていた」

日常で一番リラックスしているタイミングを穴井に聞くと、返ってきた答えは「お風呂」。これも指導の一環で、石井氏は「お風呂から出て、そのままショットする気持ちでいつも打てるように」と穴井に心掛けさせているという。

タフなセッティングで4日間を戦うメジャーでは、体力面やメンタル面でのペース配分が必要不可欠。穴井は「すこし“大人”になって、1個のボギーではバタバタしなくなった。ショットを打つ前はボールとかヤーデージブックばかりを見ないで、周りを見るように」と語る。メジャー獲りを見据えたメンタル改造が、1カ月前の「ヤマハレディース葛城」での4年ぶりタイトルに続く初のシーズン複数回優勝につながった。

また、石井氏は穴井のスイング面にもメスを入れた。「形をキレイに直そうとすると彼女が培ってきた感覚が崩れてしまうので、自分の感覚で力感を抜いてスイングができる状態にした」。アドレス時の前傾姿勢を若干立たせることで、クラブの動きが安定してボールのねじれも減ったという。

今週、およそ8年ぶりにキャディを務めた石井氏は「ヤマハの時もそうですし、今回も良かった。16番のグリーン上から一気に集中力が上がったので、何も言わずにやりたいようにやってもらった」と優勝争いを振り返った。

8年前に「日本女子プロゴルフ選手権」と「リコーカップ」で穴井のバッグを担いだ時は、ともに2位で終えた。「それが少し心残りでしたけど、8年ぶりにキャディして勝ってくれるとは…。感謝しかないです」と石井氏。師匠への恩返しを果たした穴井とともに、2人は次のステージへ向かう。(千葉県市原市/内山孝志朗)

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