2014/01/06ギアニュース
巨星墜つ 重心理論の先駆者・竹林氏逝去
フォーティーンの創業者である竹林隆光氏が昨年末の27日、心不全のため都内の病院で逝去。64歳の早逝だった。竹林氏がクラブ開発に携わったのは横尾製作所時代からで、1980年7月、他社に先駆けて中空アイアンの『グランドシルバード』を商品化。これは重心理論をいち早く導入したモデルで、同時に身体とクラブの最適化を図るために「慣性モーメント数式表」を発表するなど、クラブづくりに物理の視点を取り入れた。クラブは「カオが命」といわれた時代に、アマチュア目線と物理的な発想でクラブの進歩を追求した功績は大きい。
1981年10月にフォーティーンを設立。以後、長尺アイアンへの挑戦などで、個性的な商品を世に問いつづ...